Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

悲しい恋の微笑みの国(ウイーン)

2011-08-20 23:59:32 | オーストリア
今日は昨日に引き続き涼しい一日。9月下旬の気候ですって。
おかげで・・っていつも休日はそうだけどゆっくりお休みさせていただきました。

最近は気力が全然湧いてこないkおばちゃん。夕方近所のスーパーに買出しにでかけなければ一日ごろごろでおわってしまいますね。

甲子園終わりましたね。今年はお仕事上の知人の息子さんが出場していたのでちょっと興味がありました。まあ、優勝してよかった。
実は金曜日にその知人に電話したら・・休んでました。そりゃそうでしょう。

kおばちゃんがデジタル難民で感染していなかったのがよいのでしょうね。
それにしても新聞をやめて半年以上。TVをみなくなって1ヶ月。なんとか生活できるものです。

○4月29日(金)

さてさて、お宿を出て向かった先は例によって音楽関係です。フォルクス・オペラ!
なんせ、初めての場所からなので土地勘がないのと・・最初の乗車がトラムなので乗車券が買えない・・というか運転手さんから買うのが・・ということで、悪いこととは知りながら・・多分今日はウイリアム王子の結婚式のひでもあるし?金曜の夜だし・・と言い訳をいろいろみつけてトラムはただ乗りしてしまいました。ごめんなさい。
その代わり、当然乗り換えた地下鉄(地上を走っているけど)の切符はきちんと買いました。お許しを・・

早めにつきたかったのは少々訳があります。
実はインターネットで予約はしてあったのですが・・予約完了のメールをプリントアウトしてくるのを忘れてしまったのです。

で、夕べネットがタダで使えるお宿で一応メールを引っ張り出して画像(カメラ)に収めたのですけど・・


醜いっちゃありゃしませんね。

ドキドキしながら当日預かりの窓口に出向くと、名を名乗れといわれ、名前を名乗っただけで一発OK書類の提出も求められませんでした。よかった!


まだ時間が早いので飲み物でも飲んで待ちましょう。


それにしてもここフォルクスオペラは国立オペラと違ってこじんまりとした庶民的な劇場です。
国立オペラが特権階級のためのものだったのにくらべ、庶民のオペラといったところなんでしょうね。
そういえば、おパリのシャトレ座もそんな感じでしたね。

本日の出し物は『微笑みの国Das Land des Lächelns』


フランツ・レハールFranz Lehárの代表作であるにもかかわらず・・上演が少ないとか言われてるそうです。オペレッタの割には悲しい恋の物語だからでしょうかね。

お客様も国立オペラに比べると庶民的な感じがしませんか?


庶民的といえば・・昔ベルリンのドイツオペラでの体験。となりのおじいちゃまがすごく『魚の生臭い匂い』をはなっていてなぜか集中全然出来なかったのを突然思い出しました。今でも思います。なんで生臭かったんだろう・・って。

そうそう、そんな庶民的オペラでも良いお席はそこそこのお値段がしますのでkおばちゃんのお席は上の方こんな高さです。


オーケストラピットにメンバーが入ってきました。まだ空席が目立ちますがね。


客電が落ちました。いよいよです・・


なかなか王道の演出で、出演者の皆さんも実力派。演出に対するブーも出ないので安心していられました。

舞台の殆どは『中国』らしいのですが・・どこの中国?という感じです。
中国の外交官と恋に落ちた伯爵令嬢。めでたく結ばれて中国へ・・しかしそのしきたりになじめず・・去ってゆく・・という、現代でもあるかもしれない物語です。

上演中はもちろん撮影いたしませんので・・カーテンコールの時に・・


伯爵令嬢はリーザウルスラ・プフィッツナーUrsula Pfitzner
で、気になったのはその相手役ヴィンセント・シルマハー Vincent Schirrmacher氏
どう見ても、東洋人の風格バッチリなのですが、お名前に東洋風のところがない。プロフィールを見ても・・わからない。いったい何処の人??
今回検索してこんなものを見つけたので・・中国語と英語が母国語ということで香港系なんて勝手に想像していますが。このシリーズがフォルクスオペラのデビューのようです。

指揮はOliver Ostermann氏。あら、昨年の夏バーデンでみた『ウイーン気質(かたぎ)Wiener Blut』の時も彼でした。あらあら、ウイーンにまで進出なさって!


カーテンの前の本とのカーテンコールのころは


オケピットの中は空っぽです。


さあ、kおばちゃんも帰りましょう。
コメント
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