落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

ジャスミンの香りに怯える全人代

2011年03月06日 | 日常・身辺
全人代さなかの集会阻止へ=メディア対策に躍起--中国当局 2011年3月5日(土)20:03
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/asia/jiji-110305X444.html

 【北京時事】中国で政治改革などを訴えようとする「中国ジャスミン革命集会」は、6日も40以上の都市で開催が呼び掛けられている。5日に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕した北京では、中国当局が6日の集会を阻止するため、これまで以上に厳しい警戒態勢を敷くとともに、集会を取材させないよう海外メディア対策に躍起となっている。
 「青年たちよ! 行動しよう」。「中国ジャスミン革命発起人」名義で5日、中国の100を超える大学の学生らにキャンパスでの「散歩」を呼び掛ける公開書簡がインターネット上で流れた。辛亥革命100周年にちなんで、台湾や香港も巻き込んで「変革を起こそう」と訴えている。
 香港メディアなどによると、集会の情報を広めたとして、各地で活動家や作家らが国家政権転覆扇動容疑で拘束されたり、居住監視下に置かれたりしている。北京では軍や武装警察、市民の治安ボランティアらを含め74万人が集会への警戒に動員されるとの情報もある。

「両会」初日 天安門広場で反政府抗議 4人が拘束
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/03/html/d77820.html

 【大紀元日本3月6日】中国全土に関する政策決定の場となる「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議)が北京で幕開けした5日、中国の政治の中心的なシンボルである天安門広場の周辺では、厳しい警備体制にかかわらず、2度の抗議事件が発生した。少なくとも4人が逮捕されたもよう。ドイツ系通信社が報じた。
 北アフリカ・中東のジャスミン革命の影響を受けて2月下旬から中国各地で芽生えている集会事件を、当局が必死で封じ込む中、今年の両会はこれまでにない緊迫した雰囲気が漂っている。3月2日から15日までの期間、天安門広場を中心とする半径200キロ内の上空における飛行活動が一切禁止されている。
 しかしその日、ドイツ系通信社DPAの報道によると、天安門広場の近くにある男性が、「共産党政権は降りるべき」と書かれたボードを揚げることに成功した。男性はその後警察に逮捕されたという。
 また、DPAによると、別に起きたもう一つの抗議で、男性二人と女性一人が逮捕された。3人は不正を抗議する直訴者と見受けられている。十数人の制服や私服警察が3人の足と腕を掴んで運んだという。
 目撃したDPAの記者も警察に一時拘束された。カメラのフィルムを廃棄するよう警察に強要された同記者は、指示に従い、釈放されたという。
 (翻訳編集・趙莫佳)


裁判所高利貸しにも味方をし

2011年03月06日 | 世相
あまりに巨額なお話で、年金生活者は芥子粒みたい。
追徴金を一旦納めた後、逆転勝訴、還付金には400億円の利子が加算されるという。
これも血税から支払われるのだ。
わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2201号 より
http://www.melma.com/backnumber_108241_5124511/

司法界に八百長はないか 山堂コラム 360

近頃わが国では、捕まるのは小悪党ばかり。大悪党はちっとも捕まらん
所謂「悪い奴ほどよく眠る」と、なーんだか厭な社会になってき た。
大悪人が跋扈して正直者が損をする社会。国民の日常生活が荒(すさ) むだけではない。社会全体が歪んで国力が低下する。モラルの低下は即 国力の低下。900兆もの大赤字も。
国力が低下すれば軍事力も落ちる。まず兵隊(自衛官)の士気が下がる。 「なぜ大悪党のために命張って戦わねばならんのか」とこうなるは、リ ビアやエジプトの兵隊見れば分かる。

貧乏人の僻(ひが)みを承知で言うが、最近の一番アタマにクーラーは 「武富士」の脱税。みんな怒っている。高利貸しで貧乏人の生き血吸っ て儲けるだけ儲けた挙句に倒産。自殺者年間3万人。取り過ぎた利子過 払い金は還さない。倒産したのだから払わないと涼しい顔。
されども武富士前会長から専務だった息子へは巨万の富が渡っている。 それだって、過酷な取り立てで貯めた金、隠し財産だろうで。贈与税分 だけで1400億円というから何千億か。
菅政府だって喉から手が出るほど欲しい額。額も凄いが、更にその税金 納める必要がないというのだからもっと凄い。二審の高裁有罪を引っ繰 り返して、最高裁の上告審で「払う必要なし」と判決が確定した。

話はまだまだ終わらない。払わないどころかその上に、国税局はその利 子分として400億円を上乗せして返還するのだという。こっちは国民から 徴収した税金でだ。泥棒に追い銭とはこのことよ。
いやいや、泥棒と言うのはよそう。泥棒が怒る。3億円強奪事件でも窃 盗界は震憾した。泥棒や強盗なんぞでは手も足も出ない400億円。こんな 巨額で出鱈目な脱税事件が罷り通る世の中になれば、国民の誰もが「も う税金払うの止ーめた」、だ。
この武富士巨額免税裁判の弁護団に「リクルート事件」などを担当した ヤメ検、ヤメ判、ヤメ税ら多数(10人)が加わっているという。
かの弁護団の奴バラは嘯(うそぶ)くだろう。「悪法も法は法。定年後 だから何しようとカラスの勝手でしょ」と。それなら当方も言い返さざ るを得ない。「悪法あくまで悪法。蛇の道熟知しているおメエら、現役 司法界への影響力・圧力も大きいのだ」と。

「法的に瑕疵はない」というのもバカにした話。大相撲の八百長だって 法的には瑕疵はない。にもかかわらず八百長相撲の方には、また別のヤ メ判が調査委員会に入って、こちらは糾弾の先頭に立っているがや。
国民の目から見れば「立法」も「法の解釈」も「その運用」も、当局と して一括りのもの。その一体として悪法への対応に責任があるのだ。実 際に1300億円の脱税行為があり、更にそれに400億円以上の還付金が払わ れるという現実。

明白な反社会行為である。それが大手を振って罷り通るということ。反 社会行為のクロをシロと言い包(くる)める税当局・司法界OBがやっ ていること----反モラルの最たる見本だ。
かつては巨悪を挫く正義漢、社会のヒーローだったヤメ検たち。OBに なって耄碌し、高額な弁護報酬に目が眩んで善悪の判断がつかなくなっ たのだろう。

こんなこと新聞は書かない。武富士から取材協賛金なるもの仰山貰って いた大新聞の社説----読んでみたがの、支離滅裂。何言わんとしてい るのかオラにはさっぱり分からんかった。あの新聞も耄碌したのだ。ま もなく御臨終よ、築地本願寺はすぐ近く。(了)

1330億追徴取り消し 武富士元専務巨額贈与税訴訟で逆転勝訴 2011.2.18 22:16
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110218/trl11021815110006-n1.htm

 経営破綻した「武富士」の武井保雄元会長(故人)夫妻から平成11年に贈与された外国法人株をめぐり、約1650億円の申告漏れを指摘された長男で元専務の俊樹氏(45)が、約1330億円の追徴課税処分取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は18日、「処分は違法」と判断、適法とした2審判決を破棄し、処分を取り消した。元専務側の逆転勝訴が確定した。
 元専務に返還されるのは納税分のほか、利子にあたる還付加算金など計2千億円。個人への還付では過去最高額となる見通し。
 12年度の税制改正前の11年当時、海外居住者への海外財産の贈与は非課税扱い。争点は元専務の「住所」が日本国内か香港かで、元専務側は「約3年のうち65%程度を香港で過ごし、生活の実態があった」と主張。国側は「滞在は贈与税回避目的で、仕事上の本拠も日本」としていた。
 同小法廷は「住所」について、過去の判例を踏まえ「客観的に生活の本拠としての実態を備えているか否かによって決めるべきだ」と指摘。贈与前後の期間の3分の2を香港で過ごし、業務に従事していたことなどを挙げ、「贈与税回避の目的があったとしても客観的な生活の実態が消滅するものではない」とした。
 補足意見で須藤裁判長は、元専務の香港滞在などを「贈与税回避スキーム」と呼び、「法廷意見の結論は一般的な法感情の観点からは違和感も生じるが、やむを得ない」と述べた。

武富士元会長の財産贈与 1300億円課税見直しか 2010.11.12 18:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110119/trl11011903120005-n1.htm

 経営破綻した消費者金融大手「武富士」の武井保雄元会長(故人)夫妻から平成11年に贈与された外国法人株をめぐり、約1600億円に上る申告漏れを指摘された長男で元専務、俊樹氏が約1300億円の追徴課税処分の取り消しを求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は12日、元専務側と国双方の主張を聴く弁論を来年1月21日に開くことを決めた。・・・(後略)