落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

「東北地方太平洋沖地震」

2011年03月11日 | 原発
【宮城震度7】東北で震度7 M8・8 釜石で津波4メートル 被害甚大 2011.3.11 17:14
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110311/dst11031116150040-n1.htm

 津波が押し寄せた福島県いわき市の沿岸=11日午後3時30分
 東北地方で11日午後2時46分ごろ、強い地震があった。
気象庁によると、宮城県北部で震度7。震源地は牡鹿半島の東南東130キロ付近の三陸沖で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)8・4から8・8に再修正された。
 午後3時15分ごろには茨城県の鉾田で震度6弱の地震が発生。震源地は同県沖で、震源の深さは約80キロ。M7・4と推定される。

 東日本の各地で甚大な被害が出ている。
 気象庁は大津波警報を発令。宮城県警によると、仙台新港で約10メートルの津波を確認した。東京都千代田区でも震度5強を記録した。
 宮城県の地元消防によると、利府町のショッピングセンターで天井が落下、2人が下敷きになるなど、けが人が多数出ている。

 最初の地震の各地の震度は次の通り。
 震度7=栗原市▽6強=仙台市宮城野区、塩釜市、涌谷町、大崎市、日立市、宇都宮市、真岡市、二本松市、楢葉町、白河市▽6弱=大船渡市、釜石市、花巻市、気仙沼市、仙台市青葉区、同市泉区、利府町、石巻市、いわき市、水戸市、ひたちなか市、土浦市、つくば市、成田市など。

 仙台市消防局によると、市内でガス漏れが多数発生。宮城県の女川原発が自動停止した。JR東海とJR東日本によると、管内の新幹線は全線で運転を見合わせている。東京消防庁によると、都内で火災が多数発生。江東区で建設中の海上保安庁海洋情報部の施設で出火した。

TVでは、押し寄せる津波が港も道路も家も車も、田んぼもビニールハウスも、舐めとるように呑み込んでいく、戦慄の映像が映し出された。
専門家は「高さ、被害域の広さともに国内で過去最大級。100年に1回クラスの規模だ」との見方を示している。

政局は、菅首相への外国人献金問題が出ており、追い詰められていたが、予算委員会は中止せざるを得ない状況。
菅政権悪運強し。
自民も「政府に協力」 2011.3.11 17:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110311/stt11031117320010-n1.htm

 宮城県沖の震源とする震度の大地震が発生したことを受け、自民党の逢沢一郎国対委員長は11日夕、国会内で民主党の安住淳国対委員長と会談し、「政府の人名救助、被害拡大防止に自民党としても協力していきたい」と伝えた。同日夜にも谷垣禎一総裁が菅直人首相と会談し、協力を申し出ることも伝えた。

【宮城震度7】大理石の国会議事堂も大揺れ、壁にひび 2011.3.11 17:24
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110311/dst11031117240096-n1.htm

 東北地方の大地震で、大理石で作られ、頑強な構造で知られる東京・永田町の国会議事堂も揺れに揺れた。
 閣議が開かれる大臣室前のシャンデリアは、シャンデリアをつりさげる天井の壁にひびが入り、壁の破片が飛び散った。
 皇族が待機する皇族室の木製のドアは大きくゆがみ、開閉不能になった。衆参のそれぞれの中庭にある噴水の水も外側にあふれ出した。


タイタニックの最期

2011年03月11日 | 音楽、映画
寒い日が続き、時々ホームセンターで買ってきた名画を楽しんでいる。





「タイタニックの最期」
1953年(昭和28年)制作。監督:ジーン・ネグレスコ。
アカデミー脚本賞を受けている。劇場未公開だそうである。
1912年(大正元年)起きたタイタニック号沈没事故という悲劇を背景に、家族の別離を描いている。
妻は夫に愛想を尽かして、子供二人(姉、弟)を連れ米に帰国するためにタイタニックに乗った。
夫はそれを追って、タイタニックに乗ろうとしていた移民の切符を買い取って乗船した。
船中で妻は息子が不倫の子であることを夫に告白する。夫は可愛がってきた子が実の子でなかったことを知り、息子に冷たく当たる。息子は父の態度の急変の理由が分からないまま、時は流れる。
やがて船は氷山に衝突し、いよいよ沈没という事態。救命ボートは乗客分を満たしていなかった。
女性、子供、老人優先で家族は別れ別れになる。妻と夫は互いに非を認め和解するが、時既に遅し・・・
いったんは救命ボートに乗った息子であったが、老人に席を譲り、父を慕い戻ってくる。
父はそんな息子をいじらしく肩を抱いて迎え、船と運命を共にする。

1997年ジェームス・キャメロン監督のアメリカ映画「タイタニック」は、貧しい青年と上流階級の娘の悲恋を描いた映画であった。
美しいカラー大画面、パニック場面は大迫力であったが、歳のせいかこの古い方の映画が切なく身にしみたことであった。

タイタニックについてサイトがいくつかあって、興味深い。
映画の中では、氷山を軽く見ていた船長の無能ぶり、双眼鏡が備えられていなかった、などのシーンがあった。
不注意によって、豪華客船が沈没、乗客にとってはあり得ない事態が起き、悲劇的な最期を迎える。

係留中のタイタニック(ネット画像より)

それにしても、なにやら今の日本がタイタニックなのではないかという心配が去来する。
民主党クルーで大丈夫なのか。