落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

「東北地方太平洋沖地震」2

2011年03月12日 | 原発
一夜明けた、東北大震災報道の写真で見た惨状は、想像をはるかに超えた。
近年、スマトラ島、四川、ニュージーランド等々、次々と大地震が起きてきた。
ついにかつてないほどの規模の大震災が日本に起きた。
大自然の猛威には、やはり人間はちっぽけなものとまざまざと思い知らされる。
被災された皆様に、お見舞い申し上げます。

安全と思われた原発もこの大震災には耐えられなかった。
冷却循環が故障しメルトダウンが始まったようだ。最悪の事態にならなければよいが。
福島第一原発1号機で炉心溶融の可能性
東日本巨大地震関連情報  津波情報  地震速報

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110312-OYT1T00454.htm?from=navr

炉心溶融が起きている可能性がある東京電力福島第一原発(11日夕、読売ヘリから)=菅野靖撮影
 経済産業省原子力安全・保安院は12日、東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所1号機の原子炉内で、核燃料をまとめた炉心の一部に溶融が起きている可能性が高いと発表した。
 周辺2か所の放射能監視で、ウランの核分裂によって生じるセシウム137などが検出された。
 セシウム137は放射能の強い放射性物質で、原子爆弾が爆発した際に生じる「死の灰」の成分。核燃料棒に何らかの損傷が起きている証拠と考えられる。

 1号機では、原子炉格納容器内の圧力が異常上昇し、圧力を下げるため水蒸気を建屋外に放出する作業が行われているが、放射線量が多く作業は難航していた。冷却水の水位が下がり、燃料棒が露出、空だきのような状態になり、過熱が進んだ可能性がある。
 対策としては、冷却水を大量注入する方法があるが、現在、仮設の消防ポンプによる注入にとどまっている。保安院では、自衛隊や米軍にポンプ車などの応援を求めることも検討している。
 今回は、1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故や、1979年の米スリーマイル島原発事故のように、炉心が溶け落ちるメルトダウン(炉心溶融)には至っていないと見られる。
(2011年3月12日14時18分 読売新聞)

【東日本大震災】死者・不明、千数百人 福島原発、8万人避難へ 2011.3.12 14:20
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110312/dst11031214200223-n1.htm

 12日も強い余震が頻発し被災地の警察本部がまとめた死者は計434人、行方不明計784人。岩手県陸前高田市など津波により壊滅的な被害が出た地域が相次ぎ、死者・行方不明者は計千数百人となるのは確実。警察庁によると、岩手、福島など5県で計約21万人が避難した。
 福島第1原発は放射性物質が漏えい、第2原発は冷却機能を喪失しており、政府は両原発に「原子力緊急事態宣言」を出し第1原発は半径10キロ、第2原発は3キロ以内の住民に避難を指示。福島県双葉町などの住民計約8万人が避難を始めた。第1原発1号機は正門近くの放射線量が通常の70倍以上に急増。第2原発は、非常時に炉心を冷やすプールの水が100度を超えた。岩手県警によると、陸前高田市では市役所3階まで津波が達し、市街地にはわずかな建物しか残っていない。枝野官房長官は、岩手県住田町、大槌町と連絡が取れていないと明らかにした。