落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

大相撲秋場所4日目

2006年09月13日 | 日常・身辺
 露鵬(切り返し)把瑠都
 東西前頭筆頭・大型同志のがっぷり4つの迫力。把瑠都はがっぷり4つになりたいと取り組み前に云っていたそうだ。
 力の入った攻防で、土俵経験に一日の長のある露鵬が切り返しで把瑠都を下した。露鵬は4連勝でなんだか別人のよう。
 この二人、将来にわたってライバル同士になりそうな予感がする。

 黒海(叩き込み)雅山
 黒海の気合いの入れ方がこれまた別人のようだった。二敗になった雅山、まだ序盤明日から頑張って欲しい。

 千代大海(押し出し)稀勢の里
 千代大海の貫禄勝ち、休まず攻める千代大海に稀勢の里も圧倒された。

 栃東(寄り切り)玉乃島
 どちらも白星がなく4日目を迎えた。とり組み後の髷の乱れが、これ以上は負けられないという栃東の必死さを表していた。

 安美錦(押し出し)琴欧州
 琴欧州4連勝ならず。安美錦の立ち会いの巧さが光っていたように思う。

 朝青龍(叩き込み)出島
 出島のスピードを上回る横綱、心技体が早くも高レベルに達している。

双眼鏡

2006年09月12日 | 散歩・山歩き
 今日はバイクは置いておいて、午後ホームグラウンドの菊水山に登った。先日千ヶ峰で会った方が、「此処はホームグラウンドにしていて、どこか大きい山に行くときにはここで足を試すことにしているのです、もう50回以上も来ました」と言っていた。なるほど、かっこいいなあと感心したが、私にとっての山歩きのホームグラウンドは小さな山だが菊水山だろうか。

 いつもは持って歩かないのだが今日は双眼鏡を持参した。本体が金属製で昔の型でけっこう重たい。
 西側眼下にある石井ダムなどを眺めていると、鳶が視野に入ってきた。上昇気流に乗ってまったく翼を動かすことなく悠然と谷の上空を滑っている。広げた翼の背面も普段は見ることがないが、美しい模様だ。鳶を追っていくと背景の山肌が後ろへ後ろへと流れ、まるで自分が飛翔しているように錯覚した。小山の陰に巣があるらしく消えていったが、他にも2,3羽が谷にそって行き来していて、しばらく見とれてしまった。

 千ヶ峰から六甲が見えるというから、逆も真であるはずと思い北西の方角にある丹生山系の後ろを探ってみると、普段気付かなかったが遙かに高くうっすらと山並みが続いているのが見えた。やや南側の山は笠形山かもしれない。雄岡山、雌岡山の背後にも累々と東播磨の山々が続いている。なだらかなもの、お椀を伏せたようなもの、とがったもの様々だ。

 普段はカメラのレンズを通して記録しているが、双眼鏡で見る風景は鮮明で立体感もそのまま、これは頭の中に焼き付けるしかない。

いいお名前

2006年09月12日 | 日常・身辺
 親王様のお名前が「悠仁」様と決まった。悠然、悠久といった熟語がすぐに思い出され、なにかとあわただしい世相に欲しいイメージではないだろうか。

 NHKが街頭を行く人々の喜ばしい感想を報道していてよかったが、サッカー・ワールドカップのテーマソングを歌った芸能人と名前が一緒というくだりは余計だ。オリンピックでもいちいちテーマソングを流してからニュースに入るのは煩わしいと思っていたので、またひっぱり出してきたかという感じがした。ま、これは年寄りの僻みにしておこう。

素直でないNHK

2006年09月11日 | 政治・外交
 7時のニュースでNHKが世論調査の結果を報じていた。内閣支持率と皇室典範についてである。

 紀子様が親王様をご出産され、日本のみならず世界中が親王様のご誕生を祝った。皇室典範改正論議は仕切り直しと先日安倍氏が述べていた。慎重かつ冷静に議論すべきものとの意向だった。世論調査は設問の仕方でいかようにもある意図に従った結果を引き出せる。この時期まるで冷や水を浴びせるかのように結果を報じる必要があるのか。

 ご出産当日の病院前のNHKのTV中継も、既にご出産された後にもかかわらず女子アナが暗い表情でこれからご出産を待っている状況だと報じていたそうで、これまたネット上では物議を醸している。

 なにが、あるいは誰がNHKをそうさせているのか。

秋の気配

2006年09月11日 | 散歩・山歩き
 慣らし運転を兼ね六甲山に上がる。うっかりしていると以前のバイクのクセが出てギアチェンジが逆になる。まだ乗せてもらっているという感じで、手足の延長のように自由にいかないところがある。

 さすがに六甲山上は涼しくなっていた。


 近所の公園の葉鶏頭

荷台のあるバイクがない

2006年09月09日 | 日常・身辺
 10年近く乗った90ccバイクは市内を走るには便利だが、郊外の国道に出ると大型車にあおられて怖い。長い登り坂になるとどうしても必死という感じになる。
 残る人生の伴侶に思いきって250ccバイクに買い換えた。午後、慣らし運転に田園地帯を50kmばかり走った。若い頃乗ったこともあるのですぐに慣れてきた。やはり安定感がよく強風にあおられることも少ない。

 かつてお巡りさんや、八百屋さんが乗っていたようなしっかりした荷台付きのバイクはカブ・タイプを除いてほとんどなくなった。
 シートがセパレートで、後ろのシートを荷台にかえることが出来るのをやっと見つけた。目的地でハイキングをするのでリュックも載せたいのだ。その荷台も注文したが1ヶ月待ちだ。
 ちょっとしたツーリングでも荷物はあると思うのだがどうしてだろうか。
SUZUKIのカタログより
 私のバイク目的はメーカーさんが想定するものや今のバイクユーザーとは違っているらしい。
 そもそも4輪を持たない私が変人なのかも知れない。

 階下の姉さん方に「若いですねー」等と冷やかされているので、コケないようにと思っている。

おかしな新聞協会賞

2006年09月09日 | 世相
日経がスクープした「富田メモ」、真偽のほどが疑わしいにもかかわらず新聞協会賞を受賞したという。
情報の出所が富田夫人であり、宮内庁で仕事をしていた夫の記録を、守秘義務もあると思われるが公開したことについても批判が上がり、ネット上では物議をかもしている。靖国をめぐる新聞報道はおかしくなっている。

 2006年09月06日21時07分 asahi.com
 日本新聞協会は6日、06年度の新聞協会賞を発表した。技術部門では朝日新聞社の「ATOMシステムの構築」が選ばれた。

 編集部門のニュースでは
 日本経済新聞社の「『昭和天皇、A級戦犯靖国合祀(ごうし)に不快感』を記した富田朝彦・元宮内庁長官の日記・手帳(富田メモ)に関する特報」が受賞した。

 ATOMは、新聞製作から業務情報の処理までをカバーする総合システム。情報の全社共有を実現したことや、多メディア配信を容易にできることなどが評価された。
 また、編集部門の写真では、毎日新聞東京本社「『パキスタン地震』一連の写真報道」が受賞。企画では、京都新聞社「連載企画『折れない葦(あし)』」と西日本新聞社「検証 水俣病五十年」が選ばれた。

遅咲き

2006年09月07日 | 日常・身辺
 9月に入り朝夕涼しくなってきた。窓を開け放っていた寝ていたのが嘘のよう。
 鉢植えのハイビスカスがようやく咲いた。
 昨年虫に食われたので、園芸のことはわからないが丸坊主に剪定して冬を越した。
 もうダメなのかと思っていたが、梅雨に入る頃になって新芽が出だした。暑い頃、葉がどんどん伸びて、遅まきながら花を付けた。少し涼しくなったので、花は長持ちするかも知れない。
「お待たせしました、撮ってね」と言われているような気がした。



祝・皇位継承者ご誕生

2006年09月06日 | 日常・身辺
 無事ご出産よかった、よかった。
 2600年にわたって続いてきた男系による皇位継承は世界に誇る日本の伝統文化でもある。お健やかなご成長を祈願し、昨年からゴタゴタしていた皇室典範、この伝統を破壊する改悪だけはやめてもらいたいと思う。
紀子さま、男のお子さまご出産 (09/06 09:00)産経
 秋篠宮文仁親王殿下(40)と同妃紀子殿下(39)の第3子が6日午前8時27分、東京都港区の愛育病院で誕生された。宮内庁によると、お子さまは親王(男児)で、体重は2558グラム。皇族としては初めてとなる帝王切開でのご出産となったが、母子ともにお元気という。皇室では昭和40年にお生まれになった秋篠宮さま以来、41年ぶりの男子で、天皇、皇后両陛下には皇太子さまの長女、愛子さま(4)に続く4人目の孫。お子さまのご誕生で皇族は皇后さまをはじめ22人となった。
 ご出産の喜びは、すぐに天皇、皇后両陛下に伝えられ、両陛下は非常にお喜びのご様子だったという。  秋篠宮さまも大変安心して喜ばれ、長女の眞子さま(14)と二女の佳子さま(11)は初めて弟ができた喜びをかみしめられた。
 皇室では秋篠宮さまのご誕生の後、9人続けて女子が誕生されていた。
 お子さまの皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ第3位。第4位は常陸宮さま、第5位は三笠宮さま、第6位は寛仁親王殿下、第7位は桂宮さまとなる。
 紀子さまは2月7日にご懐妊の兆候が確認され、宮内庁は同24日、妊娠3カ月目と正式発表。7月12日、宮内庁病院での検診で、胎盤が子宮口の一部をふさぐ「部分前置胎盤」の状態で帝王切開が必要と診断された。

古典暗唱

2006年09月04日 | 日常・身辺
【主張】古典暗唱 国語力再生に意義大きい 2006/09/04 産経
 学習指導要領の見直しを進めている中央教育審議会の教育課程部会は、小学校の国語教育に古文や漢文の暗唱を導入する方向で検討に入ったという。
 現行の指導要領でも高学年を対象に「やさしい文語調の文章に親しむ」ことが掲げられているが、ある小学6年生の教科書には俳句8句、短歌8首程度が形ばかり載っているだけで、「枕草子」や「徒然草」といった古典のさわりの1行もない。他社の教科書も似たり寄ったりで、文語調に親しむといっても、ほとんど形骸(けいがい)化しているのが実情である。
 古典は先人の精神活動の積み重ねであり、その所産に触れることは、単に子供たちの知識を広げるだけでなく、表現力の幅を広げ、情緒をはぐくみ、道徳意識を形成するのに極めて有益である。
 もちろん、小学生とりわけ暗唱力の大きい低学年を対象とするときは、一字一句の語釈や文法に踏み込む必要はない。「門前の小僧習わぬ経を読む」ということわざがあるように、繰り返し耳にすれば、難解な経文すらまるごとイメージのように脳に記憶される。口調のいい古典の文章を繰り返し暗唱すれば、暗唱行為自体が脳を活性化させるだけでなく、暗唱文が心の基層部に深く刻印されるのである。
 子供のころに習った文語調の唱歌などの言い回しについて後年、「あ、あれはそういう意味だったのか」と合点した経験をお持ちの方も少なくあるまい。幼少時の暗唱が教養に転じるのである。古典の暗唱は精神活動の骨組みを作るのに大きな力を持っている。
 ただ、同部会の審議経過報告に「義務教育修了段階までに常用漢字の大体が読め、そのうち1000字程度の漢字が書けることなど、具体的な指標を設定することも考えられる」とあり、漢文の暗唱がこれで本当にできるのか疑問も残る。
 現行漢字教育は当用漢字以来の漢字制限を引きずるもので、暗唱導入の成果はその撤廃抜きには考えられない。ルビを活用し、吸収能力の柔軟な低学年のうちに多くの漢字に接し得る教育に改めるよう注文しておきたい。
 衰微する国語力の再生には、小学生への古典暗唱の導入は極めて有意義であり、ぜひ実現してほしい。

 ブログなど拝見していて、古典の引用があり、語彙の豊富な深みのある文章に会うことが多い。
 小中学生に負けないよう今からでも古典に親しまなければと思うのだが、あの般若心経がなかなか覚えられない。

 無学な私だが、水辺の風景などを見ると思い出す文もある。歳のせいか。

鴨長明「方丈記」
 ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。
 世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。