今週、入谷の酉の市に行ってきました。
酉の市と言えば数年前、僕の片手袋研究の中でもかなりお気に入りの一枚と出会った場所です。
これですね。
年の瀬の慌ただしさや酉の市の賑わい。行きかう人々に次々と踏まれていく境内に落ちていた子供用の赤い片手袋は、そんな賑わいの中で凄く寂しそうでした。
色んな感情が一枚に凝縮されていて、今でも僕の片手袋写真の代表作です。
そんな思い出の地ですから毎年酉の市は自然と力が入るんですが…。もう何年も片手袋に出会っていなかったのです。
今年も本殿までの長い行列に加わりながら、なんとなくキョロキョロしていました。すると足下に黒い片手袋発見!
…しかし人出が多過ぎてとても写真が撮れる状況ではありませんでした。
その後は片手袋を発見出来ぬまま、行列の終着点であるお賽銭箱までたどり着いてしまいました。
(今年も駄目だったか)。ガッカリしながらも気を取り直し、お賽銭を入れて願掛けをしていると…。
なんとお賽銭箱の横に、赤ちゃん用の抱っこ紐と片手袋が置いてあるではありませんか!恐らく誰かが落とし物をまとめて置いたのでしょう。
本殿の提灯やお賽銭箱を背景にした片手袋を写真に撮れるなんて!年末を象徴するような、そんな一枚。僕の片手袋史に新たなクラシックが追加されました!
で、家に帰ってから写真を確認してみたら…。
ピンボケでした…。千載一遇のチャンスが台無し…。
昨日に引き続き、自分の写真スキルの無さが死ぬほど嫌になる出来事でした。