サンデープロジェクトの特集、墨東病院を取材した番組をみました。今、医療の現場は、とてもひどい状況になっています。36時間勤務というのがあって、大きな手術を抱える外科医が、3時間ほどの仮眠で、翌日の診療や手術に携わっているのは、いうまでもなく異常です。医師不足といいますが、この国の医療は崩壊していませんか?
前からおかしいおかしいと思ってはいましたが、ちょっと認識が甘かったようです。
番組をみていて、いますぐ軍備にかけている税金を医療にまわしてほしいと思いました。国民の命は、軍備だけが守る・・のではありません。
1983年に、当時厚生省にいた吉村という人が、このままだと医療費で国が滅ぶ・・と言って、医療費削減の方向になり、以後四半世紀の間、日本の医療制度は、官から民への市場原理の下で、患者にとっても、医師にとっても、不幸な事態になっているように思いました。
医療費の個人負担は、20年前より大幅に増えているにもかかわらず、充分な医師の確保もできない状況は、おかしい!。
そういえば、県北にも、病院だけはりっぱだが、(なんでも山の中に建てているとかで、なかなか患者が行きにくいようなのですが) 医師が集まらないというところがあるようで、そこの市長さん、病院ができたら市長をやめるようで、なんだか、”これでいいのか!”と声を大にしたい気持ちです。