2人の女性閣僚が辞任した。きのうは、片山さつきさんが、外交防衛委員会で、政府の答弁書を事前に入手して答弁をすすめていたことが明らかになったそうだ。立法府の代表が行政の準備する答弁書を読むというのは、なれあいそのもので、看過できないことだろう・・と思う。
小渕さんの政治資金問題は、お父さんの小渕恵三元総理時代からの後援会にまかせっきりの体が露見したにすぎず、小渕優子さん本人自身が、一番おどろいていることなのではないかと思う。
女性閣僚の問題なので、クローズアップされてはいるが、自民党体質そのものが噴出しているだけではないかと思う。
これまで男性議員では、何度もみてきた光景である。それにしても、辞任にいたるまでの時間は、2人とも短い。男性ならもっとねばるところなのではないかと思う。
たまたま、安倍さんが女性活躍などど、本来ならやりたくないことでも、経済のために、というか増税のためにやらざるを得ず出してきたことだろうから、今後の展開が気になるところだ。
さっそく、といってはなんだが、安倍さんのあせりのように、女性の配偶者控除と、パート労働者の103万円、130万円の壁の問題についての見直しに着手するように、発令したそうだ。
企業が社会保険料の負担をしなくともよいように、女性の労働を年間130万円にとどめておいた制度。もちろんかつて自民党政権がきめたことで、女性の差別化を図った制度である。
流通業界など、保険料を負担したくない企業が反発をしているそうだが、どうなることだろう・・・