日本学術会議の任命について、きのう共産党の田村智子さんが、参議院内閣委員会で、「推薦された者を任命拒否することがありうるという日本学術法についての法解釈を示す文章はあるのですか」と質問して、内閣法制局の木村部長が、「明瞭に記載したものというのは、私が知る限り見当たりません」と答弁をした。
ということは、権力者が独自の判断で法の解釈をして人事に介入しようとしてきたことになる。安倍さんのときから始まっていたようだが、菅さんはその継承をしたということなのだろうが、これは恐いことだ。
そのことの重要性を訴えようとして、著述家の菅野完さんが官邸前でハンガーストライキを開始したのが、10月2日の午後7時から・・。
もう1週間になる・・。きょうも続けている。
だが、日本のメディアはこのニュースを伝えない。おとといからの雨で、菅野さんの命が心配になる。
メディアは黙殺している。NHKは、日本学術会議の人事問題はとりあげない。
日本学術会議の団体の在りように問題をすりかえたり、レジ袋の有料化などと会員個人の問題にしようとしている。
「前例を踏襲しない」という、あたかも改革をするかのように装って、茶色い朝の支配がじわじわ始まっている。