三連休に岡山県北の山、蒜山でファーストエイドを学んだ。
今回は蒜山で開催された国立登山研修所の中高年安全登山指導者講習会(西部地区)にスタッフとして参加。講習には東は奈良・京都から西は沖縄・鹿児島まで23府県から50名以上の山好きが集まった。
一日目は『ファーストエイド』などの机上講習。講師は国際山岳医の大城和恵医師と国立登山研修所講師の北村憲彦氏という錚々たる顔ぶれ。SSS+ABCDEの基本を学んだ。
二日目、僕は上蒜山から中蒜山まで縦走するグループの先頭に立つリード役。9:00上蒜山の登山口を出発する。朝から曇り空で、上蒜山山頂直下の登りで雨が降り出した。
中蒜山まで縦走している頃からガスが消えて眺望が開けてきた。頂上で気分よくランチタイム。
下りは黒ボクの粘土質で滑りやすい中蒜山を慎重に下った。14:30塩釜冷泉に下山。石の森広場で『ファーストエイド』の実技講習を行う。講師の鋭い的確なコメントに感心しながら聞き入る。
本来、山は危険地帯。そこに踏み入るのだから怪我や事故が起きて当然。山岳遭難でファーストエイドの知識と経験があると救える命や軽症にできる怪我もあるはずだ。特に近年、高齢者の登山者が増えたため、山岳遭難はここ10年間で倍増している(平成25年度2,172件 ← 平成16年1,104件)。これからもっとファーストエイドの勉強をしながら力を高めていかなくては。