
いよいよ9日から男子テニスのATPツアー・ファイナル戦が始まる。
年間成績など世界の上位8人で争われるファイナル戦に錦織君が初登場する。一次リーグの組み合わせで錦織君のB組にはフェデラー(スイス)、マリー(英国)、ラオニッチ(カナダ)がいる。「もう勝てない相手はいない」と明るくつぶやいた錦織君の活躍するゲームを早く観戦したい。

テニス界において日本人の体格、身体能力では世界の上位には食い込めないと諦めていた。それに光明を見いだしてくれたのは松岡修造さんの活躍だった。
その伏線に堂々世界ランキング5位の錦織君の姿がある。彼の身長178cmはプロの世界では小柄だけど、コートの中で「エアケイ」で強烈なジャンピングストロークを打つ姿は小柄でもなく貧弱に見えない。現在彼のコーチをつとめるマイケル・チャンの全盛期を彷彿とさせる。長身ぞろいの世界のトッププロと伍して戦う姿は少しも見劣りしない。
アジア勢男子初の世界トップ5の圭君の活躍を今か今かと待ちわびている。
