
昨日と今朝、ラジオ深夜便『明日へのことば』で金沢の和菓子の老舗「森八」の女将、中宮紀伊子さんの話を聴く。歴史や伝統の重みを背負って、倒産の危機をみごとに乗り切り、370年続く老舗を守った女将の生き方やお客様や社員と向き合う姿勢に色々と考えさせられた。

女将の話を聴いていたら、「森八」の長生殿や千歳を食べたくなった。僕は甘辛両党なので、和菓子も大好き。虎やの羊羹も翁軒の調布も伊部屋の大手饅頭も大好きだ。金沢の「森八」は前田藩御用菓子司として藩主の寵愛を受けたように、全国の老舗の和菓子店は時の藩主の庇護を受けて育てられた土地の文化と言えるのかもしれない。
