風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

倉敷市の民泊禁止条例

2018-03-28 | Weblog


 日本を訪れる訪日外国人観光客が増え続けている。昨年、宿泊施設の不足を補うために制定され、今年の6月15日から施行される法律「住宅宿泊事業法(民泊新法)」によって民泊が比較的簡単に始められることになる。これにより全国的に民泊施設の急増が予測されるけど、倉敷市議会は美観地区で民泊を禁止する条例案を可決した。
 理由は騒音やゴミなどで住民の生活環境悪化が懸念されるためだ。木造の建物が密集している地域なので火災のリスクも心配されていた。



 外国人といっても様々だけど、習慣や文化の違いもあり、家主居住型(ホームステイ)であればまだしも、家主不在型の無人の民泊施設となると羽目を外してバカ騒ぎする外国人が少なからずいそうな気がする。今回の倉敷市議会の民泊禁止条例は「民泊新法」の趣旨、インバウンド誘致とは逆行するようにも見えるけど、重要伝統的建造物群保存地区に選定された美観地区をこれから先も後世にきちんと保存して残すためにはやむを得ない決断だと思う。美しい日本を守るために、この条例が先鞭となって、民泊新法を全国の重要伝統的建造物群保存地区など地域限定で適用除外する決断が全国的に広く展開されることを願っている。