新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

守屋山と諏訪大社上社2022.2.18~19.

2022-02-19 | ハイキング・登山

18日、一か月以上前に申し込んだ30%引きのえきネットを利用して特急あずさ1号で茅野駅に。宿泊予定のビジネスホテルに登山に不要なものを預かって頂き、予約していたタクシーで杖突峠の守屋山登山口の駐車場に。天気は快晴に近い。雨具いらなそうだったが、防寒に雨具の上だけは持参した。

守屋山は、初心者向けの雪山ハイキングコースということで選んでみた。

ここ数日ちらほら雪が降っていたらしいので、平日だしトレースなかったらどうしよう?とヤマレコプレミアムを契約して、自分が通った位置が分かるように設定、登山届のコンパスにもヤマレコを通して届け出た。そのおかげで下山予定から7時間後から捜索が開始されるように設定された。一応守屋山東峰から西峰にに出て戻る途中から立岩コースをたどって、車道を杖突峠に戻る予定を立ててみた。

駐車場について驚いた。もう10台以上の車が止まっていた。これならトレースは大丈夫そう。良かった!

ストックに雪用のリングを取り付け、軽アイゼンを靴に取り付けてからいざ出発。日差しが暖かく、風もない。雪はふかふかだがトレースのところはしっかりしていた。以前のフェンスわきの登山道入り口は少し右の方に移動していると誰かのブログにあった通りだった。

登山道の標識は所々しっかり立てられていて、ショートカットらしい踏み跡もあったが、この際は予定通りのコースをたどった。登山口から入ってすぐから、結構な上り坂で、汗びっしょりになる。途中で上着を取った。頭には手ぬぐいを巻いて、もこもこの帽子から通常の帽子に変えた。

林道に出た。標識は左に行くように書かれていたので、他のグループの方々と一緒に左(手前側)に向かった。

そこを進むと赤沢新道入口の案内があった。直進する道(林道?)もあったが、ブログなどではこの赤沢新道入口を入っていくとあった。大分下り坂だ。

坂を下りながら回り込んでいくと、やがてキャンプ場らしいところに出た。作業小屋の屋根はたっぷりと雪が載っていた。分杭平というところらしい。ここに諏訪大社の方から登ってくるルートもあるようだが、マイナールートで踏み跡が薄いと書かれていた。(タクシー代はかからないが、2時間くらいかかるらしい)

反対側に簡易トイレが並んでいるので雪道を突っ切って行きお借りする。トイレットペーパーはなかったのでティッシュペーパーを使った。水はないから、新しそうな雪で手をぬぐった。

広場の奥の方に、諏訪大社の奥宮らしいところがあった。軽く頭だけ下げて失礼した。

雪が深くなる。

しばらくは緩やかだったが、胸突坂の標識があった。頂上まで10分とあるが夏道の時間だろう。

写真では高度感が出ないのだが、ジグザクの急坂が続く。私はリーダーに大分遅れてしまって、抜いていく方に伝言をお願いした。大分遅れますと。

最後の階段状の急坂を上ると開けた頂上に出た。雪の向こうの青空が素敵だったのだが、写真撮る余裕はなかった。頂上付近はどんどん冷えてきて、薄い手袋のまま登ったので、手が凍りそうになった。時折弱い風が吹くし、薄い雲が少しあって、日陰になるとテキメンに寒くなる。私としては急坂のピッチが速かったのか、昨日の寝不足のせいか、軽いめまいを感じてしまった。あまり甘いものも取らずに登ったので、ガス欠かもしれなかった。10時前くらいに登りだして、12時00頃についたと思う。上着を着こんで、まずは写真撮影。

しかし360度の眺望は素晴らしい。方位盤があったのに、ちゃんと確認していない。

諏訪湖が眼前に。

南アルプス方向かな?

美ヶ原から車山、蓼科山方面かな?

左端が八ヶ岳の方かな?

中央アルプス方向でしょうか?

近くの白い平らなところが西峰らしい。人が何人も立っていた。一度下ってまた登るようだが往復で1時間くらいかかりそう。

私がバテてしまったので、方位盤のところで食事をとることにした。方位盤の下に温度計があったらしい。通りがかりの方が、それを見て、マイナス10度だとおっしゃっていた。寒いわけですね。

寒そうなので今日はカップめんだけにした。サーモスボトルに詰めたお湯を注いだ。日差しが戻って、暖かくなる。手がかじかんで茹で卵の殻を取るのが一苦労だったがなんとか食べられた。手袋は冬用に取り換えた。金柑を数個つまんで食事を終え、ここからあと戻ることにした。

元来た道を戻るが、登りはほてっていたので感じなかったが、下りも結構大変だったのだが、寒さで顔がこわばってくる。目だし帽が欲しくなった。

急坂の下山も6本爪の軽アイゼンでは滑ってしまって、ストックだよりとなり、肩も痛くなった。写真では急さがでないのだが、なかなかの急坂が続いた。おしりに敷くそりがあったらいいのにな!でも急すぎて怖いくらいだろう。

下ってくると簡易トイレの上に帽子のように雪が載っていて可愛らしい。

行きには気づかなかったが、入口の木彫りの熊が可愛かった。

皆が横で写真を撮ったのだろう。私たちも写真を撮った。

雪原が美しい。

そこから下って来た赤沢新道を登り返すが思ったほどの急坂ではなかった。

青空

そのあとの駐車場までの道も結構急で、段々疲れてきたが、林道に出たあたりでタクシー会社に電話して、タクシーに来てもらうようにした。冬場はバスがないので、仕方ない。タクシーが来る前に駐車場にたどり着かないとね。

雪に覆われた太陽光パネルが見え、駐車場が見えて来て、ホッとした。

駐車場の横で、アイゼンを外したり、ストックをしまったりしているうちにタクシーが着いたのだが、なんと駐車場でUターンしようとして、柔らかくなった雪に立ち往生。ちょっとご年配の運転手さんだった。それでリーダーが車を押しに行ったが動かない。向こう側で帰り支度なさっていた車のグループの若い方々が応援に来てくださり、アドバイスして下さって、さらに4人がかりで車を押して、無事にUターンできて、私たちは乗り込んで、無事に宿に戻ることができた。みなさん、ありがとうございました。

停まっていた車は地元の方とか山梨、三河ナンバーが多かった。

その時、タクシーの運転手さんに諏訪大社がどのへんか聞けばよかった。諏訪大社の御柱祭が今年は開催される予定だという話などをなさっていたのだ。八ヶ岳の方に8本の御柱にする木が用意されているとか話していた。

実は杖突峠への分かれ道から、比較的に近い場所に諏訪大社があったのだった。そうすれば簡単に寄ってもらえたのにね。上諏訪に近いと思っていて、お聞きしなかったのだった。諏訪大社は4社あるとか…

宿に戻って、ラジウム温泉に入って疲れをいやした。後はゆっくり冬季オリンピックを見て過ごした。カーリングすごかったです。

一昨年の北横岳に登るときにも前泊していたので、宿に記録があったらしく、名前だけ書けばよいと言われた。夕食は一階の食堂でおそばを持ち帰って部屋で頂いた。新型コロナの蔓延防止が長野にも出ていて、店ではお酒の提供は控えていたので、お酒を部屋に持ち込むためだった。それで持ち合わせの食料と、玉ねぎの天ぷら付きのおそばとで夕食とした。玉ねぎ美味しかったです。

19日は、守屋山をご神体としているとも言われている、諏訪大社にお参りしようと、宿の人に地図を頂いて、45分位かかるとは言われたのだが、そのくらいは歩けるだろうと、荷物は預けて、道路に出た。

しかし結構遠いし、所々歩道には雪が凍り付いていて、ストックは持ってこなかったし、こんなところで滑って骨折などしたら大変。所々車道を歩くが結構車が通る道だった。

途中でタイヤ屋さんでお聞きしたら、説明を受けた時に自転車で行くならこちらの道、と聞いた道の方が近いと言われて、あと戻って途中民家の庭?の雪の中を横切り、向こう側の通りに出た。なかなか見当たらず、標識もなく、不安になって、民家のおばさんが外に出ていらしたので伺ったら、このまままっすぐに行けば前宮とその先に(相当先だそうだが)本宮があると教えてくださった。

しばらく歩くとやっと杖突峠への分かれ道があり、その先をしばらく歩くと前宮の案内が道路わきに立っていた。そこは鳥居のところで軽く頭を下げて素通りした。

さらに橋になったところを車道を上がり、緩やかに降りて、焼杉板の壁の真新しい公民館を見てさらに進んだ。

やっと本宮の案内が立っていた。1時間はかかりましたね。

先に進んで所々凍っている階段を降りたところに修理中の社殿があった。その向こう側に抜ける道があったが、雪で凍り付いていて、ちょっと怖い。それで道路に戻って、西側に向かうと、社務所のある所に出た。その鳥居の前には、何軒か土産物屋さんが並んでいて、小さな門前町になっていた。

中に入ると焚火の周りに大勢の男性が集まっていた。何だろうと思ったがお聞きしなかった。

焚火

お参りの人はこちら、という案内に従って、階段を登っていく。やはり凍り付いているところもあるので慎重に登った。お参りしていらっしゃる方がいらしたので、その方に向かって、私たちもお参りした。

幸運を呼ぶというお守りを頂いた。

そうそう、焚火の横に、お湯が出ていた。明神湯というらしい。私も手をかざしたら暖かく、硫黄の匂いがかすかにした。温泉?と思ったら、まさに温泉なのだそうだ。

その後、山バッジはないかなと寄ったお土産屋さんでお聞きしたら、御柱祭の参加が決まった町がお礼に来ているのかもしれないとのことだった。回り持ちの地域と抽選の地域があるらしい。山バッジはなさそうでした。

それから、歩いて帰ると、電車がかなり遅くなるし、各駅停車で帰ろうと思っていたので、帰宅もかなり遅くなる。午後から雨予報もあるので、ここは10時40分の高尾行きに乗ろうと、またタクシーを呼んだ。1時間歩いたから、ワンメーターというわけにはいきませんね。特急券よりは安いかな?

時間通りにタクシーは着いて、乗り込んだ。車窓から、博物館の建物横に足湯があって、浸かっているいる方も見られた。いいですね。

私たちは他には何処にも寄らず、無事に予定の電車でのんびり帰り着くことができました。

守屋山の雪山ハイキング、年によっては雪がないこともあるそうですが、今年は雪が多くて、楽しいハイキングになりました。スノーボード背負って登っていく男性がいらっしゃいました。木が多いので、ベテランでないと危険ですね。そりも楽しそうですが、今回は持って来ている人は見当たりませんでした。だんだん人気が出てきているようです。そうそう、ザゼンソウで花の100名山に選ばれていました。その他の花も多いらしい。初夏にも行ってみたいですね。カラマツが多かったので秋も良さそうです。(春以降ならバスも通っているし)

追記:今月4月予定の御柱祭は密が避けられないということで、中止となったそうだ。密になるため、練習もできないから、事故が起こりやすいということで安全も考えてのことだそうだ。木落としなども練習をしていたのでしょうか?木柱を運ぶのもトレーラーか何かで運ぶと書かれていた。例年だと人々が引いていくそうだが。

 

 

 

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