今日は山梨県の精進湖の脇にある、三方分山(さんぽうぶんさん)からパノラマ台まで歩いた。総勢6人の忘年登山で車2台に分乗して出かけた。
私たちは早朝最寄駅に集合し、コーヒーなど買い求めてから出発。順調に中央道を進んで、待ち合わせ場所の谷村(やむら)パーキングエリアへ。その少し手前で雪をかぶった富士山が朝日にピンクに染まるのが見えたのだが、高速道路上のため、うまく写真に写せなかった。路肩に車を停めて、撮影している人もいたが。
もう一台の車の方は都合で、若干遅れて到着。集合してからすぐに出発したが、私たちの車はナビ設定に手間取り、出遅れる。まあ、ゆっくり走ってくださって、後を追って走り、無事精進湖畔の駐車場に止めた。
精進湖にはワカサギ釣りの小舟が結構寒い朝に出ていた。どれほど釣れるのかしら?
駐車場から後戻る形で集落の間の舗装道路沿いに、奥の方に向かって歩いていくと、参考に調べたブログにもあったのだが、今にも崩れそうな藁葺き民家が何軒かあった。保存されているらしい看板の立ったところもあったが。
大きな杉の横に神社があるはず、と言って左手を見ると、大きな杉が3本ほど見えて、その横が神社になっていた。
この道でいいのだとそのまま進むと舗装が途切れ、枯葉の積もった小道がそのまま続く。何も案内板もないが、そのまま進むと、ブログにでていたように川沿いに何本かの丸太橋を渡りながら、次第に高度を上げていく。意外に疲れる。
時々樹木の間から見える富士山は残念ながら雲がかかっていた。
ところどころ、雪がうっすら残っていて、意外にきつい道を淡々と登っていくと、やっと三方分山の頂上に出た。目立たないが樹木の間に案内の柱が立っていた。
小休止し、手作りおやつをいただくと、今度は急坂を下り始める。雪をかぶった南アルプスの山々を右手の樹間の間に見ながら、アップダウンを繰り返して、精進峠を過ぎると、凍った雪の下りがあったりして、少々緊張する。
その後も比較的ゆるやかなアップダウンを繰り返し、分かれ道をやり過ごして、また登ると、パノラマ台だった。休憩を入れて約3時間半。大勢の人が集って、富士山を背景に写真を撮っていた。
河口湖方面 本栖湖
パノラマ台は、私たちが車を停めた駐車場の先から楽なコースがあって、誰でも登れる。まったくハイカーらしからぬ格好の人々もいた。
ちょうど、東屋にいた方々が立ち去ったので、私たちはそのベンチに座って、お湯を沸かしていただいた。その間、それぞれ富士山を背景に写真撮影。
まったく雲がなく、くっきりした富士山の全貌が広がって、まさにパノラマだった。富士五湖すべて見られた。すぐ右手は本栖湖で、今度ダイヤモンド富士を見に行こうかと話している竜ヶ岳も見られた。その先には山中湖、左手は精進湖、その先にクニマスで有名になった西湖、その先に小さく河口湖が見られた。
パノラマ台って、ずっと以前から名前だけは知っていたし、若いころにも西湖のあたりに泊まったこともあったのだが、登らなかったのが、残念な気がしたほど、すばらしい景色だった。
そこで持ち寄りのおかずとカップラーメンなどをいただいて、 ゆっくりと昼食をいただく。その後、コーヒーをいただき、アイリッシュコーヒーを入れて、温まる。車を運転してくださる方々は入れられなかったけど。下山はすぐだというので。
パノラマ台のそばには、簡易トイレがあったが、少々錆びついて、隙間だらけ。強風にゆらゆら揺れて、ちょっと不安だった。
素晴らしい景色に別れを告げて、下山開始。広い落ち葉に覆われた山道をひたすら下りる。最初のうちは富士山が見えたが、間もなく見えなくなり、駐車場が近づくころ、また見え始めた。途中すごい爆音が鳴り響いて、私は富士スピードウェイの音が聞こえてきているのかなと思ったが、それは位置的にありえないそうで、バイクの一団が走っていたらしい。
あっという間にパノラマ台入り口に下りついた。道路を渡って、精進湖畔の園地に行くと、砂浜にはボートが並び、再び見事な富士山が見えた。朝はかすんでいた子抱き富士だった。
その後、発案者の提案で西湖の方の樹海にある遊歩道を歩きに移動。少々お疲れ気味の私たちは、樹海の安全な遊歩道をまだかまだかとコウモリ穴まで歩いたのだが、それは観察施設になっていて有料だが、なんと冬季はコウモリ保護のために閉鎖中だった。横の展示施設はまだ開いていて、中が温かかったので少し休み、今度は道路を後戻った。途中から樹海の中の道に入って、無事戻った。
そこは森となんとかの公園となっていて、芝生の庭に氷の像を作成中。凍り付いたつららが温かい日差しに溶けていたが、完成したら見事だろう。
最後は山中湖の方まで行って、紅富士の湯に寄った。食事と入浴券のセットの方が割引券よりお得そうだということで、セットを買った。女性の露天風呂からは見えなかったか気が付かなかったか分からないが、男性が露天風呂から白い富士山が見えて、よかったと言っていた。
食事もおいしくいただき、小休止して帰宅。途中、私たちも闇夜に浮かぶ白い富士山を見ることができた。満月に近い月明りで浮かびあがっていたのだろうか?
富士山尽くしの山歩きでした。企画してくださった方と運転してくださった方、バーナーをお持ちになってくださった方、いろいろなおやつやおかずを分けてくださった皆さんに感謝します。
私富士山が大好きです。
ドライブに行き
富士山見るとほっとして
幸せな気分になります。
世界一の山ですねえ。
美形で