まず次の問題を解いてみましょう。
1. 청운의 꿈을 펼치고자 멀리 대도시로 떠났던 아들이 마침내 변변한 직장에 자리를 잡고 나서 시골에 있는 아버지에게 편지를 썼다. 괄호 안의 두 낱말 중 문맥에 더 어울리는 것을 고르면?
“마음 맞는 사람들과 함께 제가 좋아하는 일을 하게 되어서 하루하루가(기쁩니다・ 즐겁습니다).”
‘기쁘다’は,喜びや満足などの感情を表す単語です。しかし,この文脈では,息子は単に自分の仕事に満足しているだけでなく,自分の夢を叶えることができて,心から喜んでいるというニュアンスがあります。そのため,‘즐겁다’(즐겁습니다)という,より強い喜びや満足を表す単語がより適切です。
2. 이번엔 아버지가 답장을 썼다. 괄호 안에서 더 자연스러운 말을 고르면?
“네가 새 직장에 만족한다니 애비도 (기쁘기・즐겁기) 한량없구나.”
この文脈では,父親は息子の幸せを心から喜んでいるというニュアンスがあります。そのため,より強い喜びを表す‘기쁘다’(기쁘기)がより自然です。
3. 초등학교 선생님이 자기 반 아이들에게 전입생을 소개하는 장면이다. 두 낱말 중에서 문맥에 더 어울리는 것은?
“여러분, 이번에 새로 전학 온 친구를 (기쁜・즐거운) 마음으로 맞아주세요.
この文脈では,先生は,新しく転校してきた友達を歓迎し,仲良くしてあげたいという気持ちを伝えています。そのため,より強い喜びや期待を表す‘기쁘다’(기쁜)がより適切です。
기쁘다は,心の奥底から湧き上がる喜びや満足を表す言葉です。そのため,突然の幸運や,思いがけない出来事に遭遇したときに使われることが多く,その喜びや満足が強いときに使われます。
・시험에 합격해서 기쁘다.
・결혼해서 기쁘다.
・아이를 낳아서 기쁘다.
・오랜만에 친구를 만나서 기쁘다.
즐거움は,心身が充実した状態を表す言葉です。そのため,日常生活の中で,何か楽しいことや,心地よいことを経験したときに使われることが多く,その喜びや満足が持続的なときに使われます。
・맛있는 음식을 먹어서 즐겁다.
・친구들과 함께 시간을 보내서 즐겁다.
・여행을 가서 즐겁다.
・취미 생활을 해서 즐겁다.
기쁘다と즐거움の違いを理解するためには,즐거움のキーワードである「持続性」に注目することが大切です。
즐거움とよく組み合わせる言葉には,여행,소풍,하루,생활,한때などがあります。これらの言葉は,どれも短時間で終わるのではなく,ある程度の時間にわたって続く性質を持っています。
また,노는や지내는などの動詞も,ある程度の時間(あるいは期間)にわたって行われるものです。
さらに,여름휴가や하루 종일も,短時間で終わるのではなく,ある程度の時間にわたる出来事を表しています。
このように,즐거움は,心身が充実した状態を表す言葉であると同時に,その状態が持続する性質を持っていると言えます。
まとめ
기쁘다と즐거움は,どちらも喜びや満足を表す言葉ですが,その使い方には大きな違いがあります。
기쁘다は,心の奥底から湧き上がる喜びや満足を表す言葉で,その喜びや満足が強いときに使われます。一方,즐거움は,心身が充実した状態を表す言葉で,その状態が持続する性質を持っています。
기쁘다とよく組み合わせる言葉には,마음,얼굴(표정) ,일,소식,선물」새 친구,새식구などがあります。これらの言葉は,どれも短時間で終わる出来事や状態を表しています。
마음は,一日にも何度も変化するものです。そのため,기쁘다と組み合わせて使われるときは,その喜びや満足が強いときに使われます。
얼굴(표정)も,瞬時に変化するものです。そのため,기쁘다と組み合わせて使われるときは,その喜びや満足が強いときに使われます。
일や소식も,短時間で終わる出来事や状態を表しています。そのため,기쁘다と組み合わせて使われるときは,その喜びや満足が強いときに使われます。
선물も,一瞬で喜びや満足をもたらすものです。そのため기쁘다と組み合わせて使われるときは,その喜びや満足が強いときに使われます。
“기뻐서 날띈다” “너무 기뻐서 눈물이 난다”などの表現は,喜びの感情が瞬間的であることを実感させてくれる一方で,喜びは非常に激しい感情であることをよく示しています。
一方 ‘즐거움’は,30分から一日,一ヶ月,一年から長い場合では一生に至るまで,その時間の平均値は「喜び」と比べて比較にならないほど長く,そのため感情の濃度は薄くなります。
また‘기쁨’と‘즐거움’の違いは,その源泉が異なることにあります。‘기쁨’は,外部からやってくる刺激に反応して生まれる感情です。そのため,その刺激がなくなることで,‘기쁨’も消えてしまいます。一方,‘즐거움’は,内面から自ら作り出す感情です。そのため,外部からの刺激に左右されず,自らの意志によっていつまでも続けることができるのです。
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