朝から曇天模様、こうなると手持無沙汰で行動も鈍ってしまう。
啓蟄(けいちつ)という難しい言葉がある。冬ごもりをしていた虫が気候が暖かくなって外に出てくる時期という意味
があるらしい。3月6日頃というが、自身もその頃にならないと目覚めそうにない。性質も虫と同類項ということか。
ぼんやり時間を埋めるため、食べきれずに少々傷んだ半割の文旦を食べにやってくるメジロを撮ってみた。
何しろ動き回るのでなかなかうまく撮れない。連写なども使い30枚ぐらい撮ったが、その内3枚をこちらに
アップしてみる。
鳥は目ん玉がきれいに撮れないと絵にならない。その点メジロの目は白いアイシャドーで目立つ。
どうやら好物らしい、ヒヨドリと共にひっきりなしにやって来る。
春を探しに当地では最南端に当たる草山でネイチャーウオッチ、その後、防府天満宮の梅の開花確認に出かけてみる。
3月に入れば春の山野草などが咲き乱れ、にぎにぎしくなることだろう。
草山ではニホンズイセンが開花を始めていた。
草山崎から秋穂荘、尻川湾、秋穂湾を望む。
尻川湾と秋穂湾・・・山紫水明な我が町
あまり見かけないワカランドリ?がいた。ボロデジで画質は粗いのですが、ご存知の方ご教授下さい。
・・・ウソかアカウソのどちらからしい。こうなると特定が難しい。どちらかにしていた方がうそでなくなるか。
ナガバノタチツボスミレはチラホラと咲き始めていた。後2週間もすれば豪華絢爛?に咲くことだろう。
ツインズ
草山山頂(116.8m)から当地春告げ花のアオモジと後方は大海山(亀尾山)
亀尾山はこちらから見ると亀の甲羅みたいでのっぺりとしている。
ふたたびナガバノタチツボスミレ
ひととおりのネイチャーウオッチを終えると防府天満宮へ向かう。
まだ、2~3部咲きといったところか。
湯島ではないが白梅
団体さんも参拝、ガイドさん曰く「日本で最初に出来た天満宮です・・・・」
ピンクと白
ピンクと赤
白梅アップ
ピンク梅アップ・・・・こういう画像はシベがきれいに映らないと様にならんのだが、ピンアマだな。
今日はあるグッズ2点のテストも兼ねて歩いたがまずまずだった。披露するほどのネタではないので割愛する。
超々近場で春を訪ねたが、そこはかとなく、それなりに楽しめた。もう少しで春の到来だ。
山を歩くにはまずまずの天候ではあったが、過日の登山の疲れもあるのか、動く気になれない。
ここは無理せずに静養しなさいという体のシグナルだろうと、なすがままにゆっくりと過ごす。
庭に出るとまとめ植えしているニホンズイセンが一輪のみ開花していた。しばらくすると
咲き揃ってくるだろう。楽しみだなう。
先日来より食べきれない文旦やコナツを半割にして、栗の木に吊るしていると、ヒヨドリやメジロが
ひっきりなしに遊び(食事?)にくるようになった。追い払うようなことはしないので、野鳥達もずいぶん
慣れてきたようだ。かなり近寄っても逃げようとしない。
美味しそうに柑橘をついばむ姿を見ていると、気持ちも和らいでくるような気がする。
せいぜい食べて元気で過ごしてくれと無言?のメッセージを送る。
ニホンズイセン
菜の花
ツバキ
さて、明日は何かをしないと体がなまりそうじゃ。
40年ぐらい前だろうか、会社や地域の仲間と数回福智山に登った。ここ数年気になっていた山でもあり、
ちょうおひさで歩いてみることにする。当時は少し長めのハイキングコースといった印象が残っていたが、
歩いてみると登山道は崩壊が進み、すいぶんと様変わりしていた。もはや初級者コースとは言えないような
様相を呈していたが、山頂の雰囲気だけは当時のまま残っていた。
当時の記録は追憶の山のカテゴリーにアップしている。
http://blog.goo.ne.jp/kazuyama_001/d/20080205
また、高速道の普及により自宅からのアクセスも容易になり、ノンストップだと1時間半程度で駐車地に
辿り着け、気軽に行ける所という印象を持った。
コースタイム 鱒淵ダム横駐車地(8:30)→七重の滝登山口(8:55)→尺岳平分岐(10:05)→豊前越
(10:40~10:55)→からす落(11:30)→九合目小屋(11:45~11:55)→福智山山頂(12:10~12:40)→
ほって谷分岐(13:45)→鈴ヶ岩屋コース登山口(14:10)→鱒淵ダム横駐車地(14:40)
全コースタイム 5時間35分(休憩除く) 歩行距離 約13.7km
駐車は鱒淵ダム横の路肩空きスペースへ
おひさのつり橋「ますぶちばし」
七重の滝コース登山口道標
七重の滝登山口
しばらく行くと沢を渡渉する。ロープと青竹が目印・・・わかりずらいので注意!
先行3人Pの方は沢を渡渉せずに直進しようとされていたので、
「危ないので元の場所に戻り、沢を渡って下さい」と注意を促す。
沢の渡渉点や上部のガレ場などルートファインディングが必要です。
一の滝
二の滝
三の滝
かなり上流まで見られた炭焼き窯の跡、先人の生活が偲ばれる。
五の滝
こんな朽ちかけた木橋も・・・危なっかしいので沢に降りて渡る。
気持ちの良いせせらぎの道
尺岳平分岐道標
尺岳平分岐全景
豊前越・・・この手前はガレ場を歩くことになります。
豊前越し道標
縦走路はうっすらと雪化粧をしている。
福智山北部の道は圧雪となり、滑り易い。アイゼンも付けないし、ストックも
持たなかったが、不慣れな方は必要だろう。
からす落道標
九合目小屋では筑豊山の会の方が何やら談笑中、会長他主要メンバーが
揃っておられ、お話のちょっと仲間入りをさせてもらい、お別れする。
チョーおひさの福智山山頂
30数年前仲間と上った時もこんなものがあった。
山頂では元山ガールさんと談笑の時を持ち、楽しく過ごせた。
賑わう山頂に別れを告げる。
ビバーク出来そうな鈴ケ岩屋
下山路より山頂を振り返る。
下山していると枕木みたいな用材を運ぶ人に出会う。福岡県から委託を受け、ベンチを補修するらしい。
お仕事とはいえ「御苦労さまです。」と声を掛ける。
ほって谷分岐道標
ほって谷分岐全景色
下山口
下山口の入口、護岸のため?工事中でした。
つり橋の銘板:1973年7月建造とある。ということは以前来た時は
出来たてほやほやの時に渡ったのだ。建造されてから今年で40年になる。
手元に置いている古い記録をひもどくと、1976年3月16日に地域の山仲間
14名で同じコースを歩いている。この記録だと37年前か。あの頃君(つり橋)は
若かった。当時の仲間も全員20歳台で青春真っ只中だった。皆元気にしちょるかな?
これより以前にも歩いているので、やはり建造直後に歩いていることになる。
駐車場所に帰着しました。
さて次は未踏の山に行きたいなぅ!
朝起きて、さて、どこの山にと思案していたら時間が過ぎてしまい、つまるところ超近場の大海山を歩くことにした。
歩行ログは下図の通り、千坊川砂防公園から東登山口へ、見晴台を過ぎて一旦大正池コースを下り、
立岩コースへの里道を辿り、大海山へ、下りは沢コースを歩き公園Pに戻った。
今回、めんどうなこともありコースタイムは省略します。
午前中に千坊川砂防公園駐車場に着くと、満車状態となっており、変わらずの人気ぶり、10年前の藪山
だった頃に比べるとまさに隔世の感がする。これだけ多くの人に支持されるようになったことは、地に住む人間
として誇れることだ。初期の段階で周回コースを整備されたNA氏、KI氏、立岩コースを整備されたSA氏、
コース全般に亘り現在も整備をされているAR氏他、地元諸氏の熱意の賜物だろう。
大正池と登山口道標、後方は小浜山
小さい春見つけた!オオイヌノフグリ
山麓より目指す立岩を撮る。下部が展望の良い第一立岩、後方の大岩が第二立岩だ。
こちらも小さい春:ホトケノザ
立岩コース登山口道標
登山口はこんな感じ
新設なった立岩ルートも踏み跡が明瞭になって来た。
登山口に着けば大海山山頂まで迷うことなく歩けることだろう。
第一立岩からは一級の展望が拡がる。
ミニ常念岳みたいな凌厳寺(りょうごんじ)山
第二立岩のプロフィールはモアイ像のようだ。
沢コース下部から勘十郎岳を望む。左が本峰の西峰だ。
山頂では地元ベテラン山女子と山情報の交換、なかなかの情報通で楽しいひとときを過ごせた。