元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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卒業シーズン

2011年03月20日 00時38分27秒 | 地域について
 昨日は、我が母校である豊玉中学校の卒業式に行ってまいりました。
 
 震災の影響もあり多少の短縮はありましたが、卒業生の合唱と涙が印象的な卒業式でありました。卒業生による合唱「大地」は、私の中学現役時代と変わらぬ選曲のひとつであり、卒業生の退場の際の吹奏楽部による演奏曲も海援隊の「贈る言葉」でしたので、式の最初に歌った校歌まで含めると、何だか一瞬タイムスリップしたかのような気分になりました。


 
 そして本日は、障害のある幼児の通う教室の卒室式に参加させていただきました。

 素直に感動しました。何度もご父兄の涙をもらいそうになった場面がたくさんありました。

 「立つことも出来なかった子が歩けるようになりました。」「来ると泣いてばかりいた子が、たくさんお友達を作れました。」「食事がきちんと出来るようになりました。」「頑張った自分も褒めてあげたい!」

 等々、ご父兄の方々が思い出や感想や謝辞をおっしゃっている間、それを証明するかのように子どもたちは元気に笑ったり、記念品を受け取ったりしていました。

 私としては、子どもたちの笑顔とご父兄の涙から、多くを教わった時間でした。
 また、先生方の力がすごい!と思ったのは、子どもたちを教育することは当然としても、ご父兄の心の居場所もとても自然に作ってあげているということです。
 
 本日は、卒室されたOBやOGのご父兄も参加されていましたが、1人のお母さんが

 「このお教室があったから、私は今生きていられると思います。」

 という言葉が、そのことを物語っていました。

 こちらの施設は今、自立支援法の関係でこれまでのシステムを少し変えていかなければならない状況にあります。しかしながら、これまで民間の施設でありながら、練馬区の障害児教育をしっかりと担ってきていただいたという実績を踏まえ、また、今後も必要な施設であるということを認識し、改めて区の関係所管と今後の存続がスムーズにいくように、働きかけたいと思います。



 今朝、震災被害にあった仙台の親戚からこんな話が入りました。


 「2人の子どもがいる友人が、支給分の「おにぎり」が1つしかなくて、その「おにぎり」を2つに割って子どもたちに食べさせて、友人は食べないで我慢した」

 
 と。
 それぞれ状況は違っても、子を思う親の愛に感動した日であったと同時に、今日も何度か震災に関する区の対応の苦情や質問も数多くあり、気持ち的には何だか落ち着かない1日でした。
 でもこれって、皆さんも同じなのでしょうねきっと。



 練馬区も遅らばせながら、避難民の方々に小学校の解放と駐車場の提供を行うようですが、今日の時点ではまだ詳細が発表されないので、決定したらすぐに皆さんにお知らせいたします。

 また、区民の方々から募金のご協力はいただいていますが、物資として新品の毛布、新品のタオル、トイレットペーパー、電池、カイロ等品目を絞って寄付をお願いすべきです、っていうかまだやってないことが信じられない!
 毎日、「練馬区は何やってるんだ」とお叱りを受けております。
 
 被災者と被災地には土日も休日もありません!!
 区としても土日関係なく区長が自ら防災服で走り回るくらいであって欲しい状況です。