小祝さくらは6度目の最終日最終組もV逸
優勝は小祝さくら選手と同門の上田桃子選手でした。
指の負傷を押し通しての逆転優勝は見事でしたね。
〈上田桃子選手は申ジエ選手を逆転してのツアー14勝目〉
〈photoはGDO様からお借りしています〉
気迫に満ちた16番のバーディはさすがでしたが、17番でのミスショットでボギーとしてし
まいましたが、申ジエ選手が15番でバンカーショットがホームランとなり、ダボとして逆
転をしていることは知らなかったのではないかと思います。
アウトを終わった時点では申ジエ選手は7アンダーで追う上田選手はスタート時と同じ4
アンダーでしたから、この時点では「誰もが申選手の優勝」は確実と思っていたでしょう。
最終ホールまで2位Tで粘っていた小祝選手もアウトを終わった時点では、上田選手
と同様に4アンダーで来ていましたが、もしも上田選手が最終組で小祝選手が前の組
であったなら、申選手独特のプレーリズムに惑わされず立場が入れ替わっていたかも
知れません。
ただし、申選手も同組のパートナーのリズムを狂わせることが仇となり、自らのリズ
ムが狂ってしまい、まさかの12番、14番のボギーから、15番のダボにつながる自滅
を招いたのは、ゴルフの神様が怒ったのかも知れないですね。
個人的に申選手のゴルフは嫌いではありませんが、アン選手と申選手のスロープレー
に対しては協会も厳しい態度を示すべきだと思います。
いままで何度も見られたことですし、この大会でもS・ランクン選手は見事に術中に
ハマったのですから。
小祝選手は首位に並ぶチャンスは巡ってはくるものの、ことごとくパットが入らず
みすみす勝利を逃したと言って良いでしょう。
スタートはボギー発進でしたが、続く2番で見事にバウンスバックをするのですが、
この日一番のミスは3番ショートでのアプローチミスでした。
グリーンを左に外したものの、チップインが狙える好位置だったのにも関わらず、
打ったボールは5mほどオーバーしてのボギーがかなりショックだったのでは。
このミスがなければ確実に優勝争いを演じていたでしょう。
その後は少なくとも4~5度のバーディパットを打ちきれずに外しまくりました
から、これでは優勝は無理でした。
ホールに届かないパットでは、バーディは奪えませんから、次の大会まではパット
とアプローチの練習を積み重ねて次の大会に挑んで欲しいですね。
また本大会では、キャディーバッグを辻村コーチが担ぎましたが、果たしてそれが
プラスになったのかが疑問です。
師匠と弟子がラインを読むと、どうしても師匠の言うとおりにライン出しをするの
は仕方のないこと。
しかし、これでは本来自分が持ち合わせている「勝負勘」が発揮できません。
パターが入らず結果的には、最終ホールでボギーを叩き4位タイと涙を飲むことに
なりましたが、北海道に「さくらの花」が咲くまでには初優勝を見たいですね。
次週は宮崎に移動をしての「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」
(3月29日から31日)UMKカントリークラブで開催されます。
韓国からはセクシークィーンのアン・シネ選手が今年初出場し、藤田光里選手も
復活を期して今シーズン初登場となります。
道産子勢では小祝選手、菊地絵理香選手、藤田選手に加えて先日不二サッシと
所属契約をした吉本ここね選手も気持ちも新たに出場するようです
ルーキーイヤーを迎える吉本ここねが不二サッシと所属契約を締結
彼女は札幌光星高校出身ですから、藤田光里選手(高校入学時在籍)や藤田美里さん
の後輩にあたります。