2019/07/27(土)第17回戦(メットライフ) 10勝7敗0分|シーズン通算50勝40敗4分
埼玉西武6-10北海道日本ハム
【勝利投手】北浦(1勝0敗0S) 【敗戦投手】多和田(1勝5敗0S)
【本塁打】(日)なし
(西)秋山14号ソロ(1回・浦野)外崎16号ソロ(1回・浦野)森9号ソロ
(3回・浦野)中村20号ソロ(3回・浦野)森10号ソロ(5回・北浦)
森11号ソロ(9回・秋吉)
1回裏、先頭打者の秋山に初球をたたかれ打球はレフトスタンドに。
同じく3番外崎にはバックスクリーンに飛び込む16号を。
3回には5番に入った森にライトスタンドに9号をを。
同じく6番中村には連夜の20号を左中間に。
これほどまで先発浦野がホームラン攻勢をかけられても、総てがソロホームランでした
から、西武の得点は4点どまりに収まる幸運が日ハムにはありました。
ただ、先発の浦野も決して乱調というわけではなく、一回裏の2失点は交通事故に遭った
ようなものでした。
それでもあまりにも投球数がかさみ、2回1/3中村にソロHRを打たれた後は、入団後2度目
の登板となる北浦投手に後を託しますが、この時点でのスコアボードは0-4と今の日ハム打線にはまだまだ余裕の得点差でした。
今季初登板の北浦竜次投手は、開幕前から私がマークをしていた2年目の先発候補です。
ようやくと平沼翔太と共に上がってきましたが、左腕で150キロ前後を投げる投手は、今の
日ハムにはいない貴重な存在ですから、自信をつけたなら後半戦の大きな戦力になると期
待をしていました。
1死で浦野から引き継いだ3回を後続を断ち切り、4回には外崎にヒットを打たれるも、
無失点の好投を見せ味方の反撃を待ちます。
そうすると5回表には、日ハムのビックイニングが訪れました。
西武のようにHRこそありませんが、いつもの「繋ぐ野球」が成立し、先頭打者の平沼の
ヒットを足掛かりに四球を挟む連打で無死満塁とすると、西武戦では絶好調の太田がセン
ターにはじき返して西武先発の多和田から2点をもぎとります。
〈やはり2番大田泰示は期待に応えてくれます〉
日ハム打線はここぞと攻撃に手をゆるめませんが、無死2・1塁で首位打者を狙う近藤が
打った3ゴロを中村がファンブルをしたのが、日ハムにとってはラッキーでした。
4番中田は無死満塁で倒れるも、1死満塁のチャンスは続き大田と共に絶好調の渡邊が
ライトに犠打を放ち3-4と一点差に。
そこで中島卓に替わりほとんどスタメン出場を果たしている6番石井がライト戦を破る
3塁打で5-4と逆転をします。
今年の日ハムの傾向として5回~6回の大量得点が多いのが特徴でしたから、潜行をされ
ても意外と安心をして見ることができます。
この回で先発多和田はKOとなり、2番手として小川投手が登板をしますが、3塁に石井を
置き打者宇佐美にはワイルドピッチで苦労をせずに追加点を貰うとは。
この逆転劇は、サード中村のエラーから始まりましたが、「上手の手から水が漏る」とは
よく言ったもので、その後も中村とレフト金子の失点につながるまずいプレーが....。
やはり野球での「失策」は、流れを変える大きな力となることを思い知らされましたね。
5回の逆転劇で初登板の北浦には初勝利が転がり込んできましたが、裏の西武の森への
投球は不用心でした。
一点差に迫られ、後を玉井が抑えきりましたが、不用意な投球は絶対に避けるべきです。
とくに味方が得点をした後は慎重な投球が必要でしょう。
〈プロ初勝利をあげた北浦投手〉
日ハムはその後の攻撃でも得点を積み重ね、公文、石川直、宮西、秋吉の投手リレーで
逃げ切りましたが、これで後半戦の成績は9勝1敗として、首位SBが負けたことで、
ゲーム差は0.5に迫りました。
SBの連敗はまさかの展開ですが、とりあえずは油断大敵ですから、一試合づつ勝利を積み
重ねてほしいですね。
◇海外女子メジャー◇エビアン選手権3日目(27日)◇エビアンリゾート
GC(フランス)◇6523yd(パー71)
アマ安田祐香は「69」 通算4アンダー・21位Tでホールアウト
【エビアン・チャンピオンシップ 3日目の結果】
1位:キム・ヒョージュ(-15)
2位:パク・ソンヒョン(-14)
3位T:コ・ジンヨン(-11)
3位T:インビー・パーク(-11)
5位T:フォン・シャンシャン(-10)
5位T:イ・ミヒャン(-10)
7位:C・ヘドバル(-9)
8位T:A・ジュタヌガーン(-8)他3人
...........................................................
21位T:安田祐香(-4)
56位T:横峯さくら(+3)
60位T:鈴木愛(+4)
日本勢トップの24位タイ(-2)で予選を通過した安田祐香選手(アマ)は、決勝ラ
ウンドに入っても米国・欧州ツアーで活躍をしている選手との遜色ないプレーぶり
を展開して3日目を終了した時点では、スコアを3打伸ばして21位タイに付けて
います。
2日目も天候の急変のために、上がり2ホールでボギーを叩くという不運に見舞わ
れましたが、この日は微風快晴のなか難コースに立ち向かい、3バーディ1ボギー
と堅実なプレーぶりで、順位も3つ上げて最終日を迎えることになりました。
今大会もメジャーといえば韓国人選手が上位を占める展開となり、強さを発揮して
いますが、5位Tにはフォン・シャンシャン、8位TにはA・ジュタヌガーンが急浮
上しアジア勢以外の米国選手は、8位TのM・カン(アジア系)、J・クプチョと
アジア系選手が席巻しています。
あまりにも強すぎる韓国勢に対いて、米国ではスポンサー企業が尻込みをしている
との噂もあるようですが、今年に入っても米国メジャーでANAインスピレーション
ではコ・ジンヨン、全米女子オープンではイ・ジョンウン6がメジャー初優勝を飾
っていますから、「米国ツアーはマネー稼ぎの草刈り場」となり、その対抗処置と
して各トーナメントへの出場規制が出てくるかもしれませんね。
とは言ってもスポーツの世界では、強者が上に立つのが当然ですから、日本人選手
も韓国・タイ勢の間隙をぬって活躍ができる選手を育てなくては.....。
その格好の存在が、来期からプロで活躍をするであろう安田祐香選手であり、畑岡
奈紗選手を含む「黄金世代」の面々でしょう。
なかでも尾崎将司の指導を受けている原英莉花選手には期待をしたいところです。