手鏡を見て、母が言う。
「しわだらけで 顔の地面が見えないじゃないか」
えっ?
思わず母の方を見て・・・ぎゃはははと大笑いする。
笑われた本人、慌てて
「地肌だ!、 地肌!」と訂正する。
もはや地肌という言葉すら出てこないのか、地面なんだね・・・
しわでいっぱいの顔を日に何度も見る母。
夜には
「お前にクリームはたっぷりつけてって言われたからね」と
鏡を覗いて、クリームを塗りたくっていた。
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朝晩、涼しくなってきました。日中は部屋の温度が27度とかありますが、7月のあの連日35度越えに比べたら、なんともはや過ごしやすい日々。
秋がすぐそこで待っているんだなあ。
またまた更新途絶え気味。母の体調がなかなか良くならず、皮膚科通いが続き、ここに来てようやく四回目の薬が効果が出てきた感じ。母も一安心したせいか、気持ちが上向きになっている気が。
病は気からとは言うけど、高齢になればなるほど若いときとは違って、次々にほんの少しのことでも表面に現われてくるんだなと痛感。
仕方が無い、免疫低下しているんだもん、今までなかったことが出てくるよね、ふたりで言いきかせながら過ごしているのでした。
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