久しぶりにサンドイッチ

母のところで一緒に過ごすようになってから、パンを口にすることが滅多になくなった。自分のアパートで寝起きしているときには、朝食にパンを食べることも案外多かったのだが。ご飯派の母に合わせて二日に一度朝に御飯を炊くので、炊きたての御飯の魅力には負けてしまいパンを買うこともなかった。
だが、先日スーパーに行ったときに、何気なくパンコーナーで作りたての食パンが目に入り、つい手にとってしまった。
そしてそのまま母の所に持っていったのだが・・・よくよく考えれば、いつ食べるの？　と。

次の日に食べればいいのに、またまた炊きたて御飯の魅力に負けてしまい、何日か過ぎてしまった。
すると母が
「お前、あのパンいつ食べるつもりなんだ？」と聞いてきた。すっかり忘れていたわたし。
「あ！　そうだった。パン買っていたんだった・・・」
慌ててパンを見たけど、まだ食べれそうだった。
その日キュウリを塩して、ギュギュッとしぼり、厚焼き玉子を作り。お昼前にサンドイッチを作った。

アパートに持っていき、ひとりお昼御飯。母は自分のところで御飯を食べている。
パンが少しぱさぱさだったのが残念だけど、久しぶりに食べるサンドイッチはなんとはなしに春の味がした。・・・って春の味って・・・ことはないよね（笑）
気分が春めいていたということ。ひとり生活のときはあんなにサンドイッチを作って食べたのに、今は全然作る機会がない。たまにこうして作るのもいいかもしれないなと。母はあまり好きじゃないから自分用に作っておけばいい。
サンドイッチがあると、どこか公園で広げているような気分になる。実際に行かなくてもね♪

そろそろ、春。というかもう春（笑）
でも、コロナウイルスで家の中にいるほうが安心かな・・・早く皆で春を楽しめるようになりたいね。