週のうち、ほぼ毎日刀術稽古をする友人の剣士からの報告では、
毎年これまで何年も夏を越す際には刀術で使う真剣に出錆が
みられて難儀していたらしい。
ところが、今年の夏前からバルブオイル(ビンテージグレード)を
防錆油として使用しはじめて手入れをしたら、一切出錆が認め
られなかったという。「合格」とのことだ。
私も2年近く使用して、「これはいける」という判断に至ったので
あくまで自分が使っている「航空機にも持ち込める刀剣代替油」
としてバルブオイルを当ウェブ日記で紹介した。
すでに6年近く継続使用しているので、十分タイムプルーフによる
検証はできていると思う。
錆の出方が普通の刀剣油よりも極度に驚くほど低い。
とにかく100%化学合成であることと、添加された防錆剤により
頗る錆に強いのがよいので、刀剣油として十二分に使用できる。
そして、このオイルの良いところは、防錆力、武用刀の刀身の
サラサラ感(ベタつき感一切なし)での抜刀納刀の円滑性の確保、
等々よりも、「旅客機に持ち込める」ということが一番のメリットだ。
そもそも旅客機に持ち込める刀剣油を長年探していて私はバルブ
オイルにたどり着いたのだが、副次的に得られる効力は多数あり、
これはかなりのラッキーヒットだった。
一般刀剣油は一切機内どころか、手荷物預けでも飛行機には持ち
込めないのが現行の現実だ。
また、ネルに染み込ませた油も飛行機搭乗の際には持ち込み×で
あるので、このヤマハ・バルブオイルは真剣日本刀を運搬する人間
に光明をもたらすものだと私自身は感じている。
私は管楽器は演奏しないが、たぶんトランペット等の防錆や円滑性
確保にも高い効果を発揮しているのではなかろうか。
ヤマハ・バルブオイル最強!最高の効果で、630円は安い!
お求めは楽器屋さんで。
ノズルは密封されているため、ボトルのノズル口に針で穴を開けて
からご使用ください。
ただし、バルブオイルの使用は自己責任で願います。
※画像のボトルは、左がヤマハミュージックトレーディング株式会社
時代の透明ボトル。現在は手に入りません。
右はヤマハ株式会社の現行タイプ。
透明ボトルのほうが便利なのですが、ヤマハグループの組織再編
の際にこのビンテージタイプのみボトルが透明から白色ボトルに
変更になったようです。中身は同じ(問い合わせ済み)。
多分ヤマハ発動機が自社製品に使用するレーシングオイルと同じ
会社が作っていると思うのですが、どこの製油会社が原生産して
いるのでしょうね。