新シャフトを試す。
しばらく玉を撞いてなかったので、
新しいコンセプトで作ったノーマル
ソリッドシャフトを自作キューの
バットに繋いで試す。
なんだよ!全然入らない。
以前とちゃうがな!
ハイテクシャフトみたいに
トビが少なく、トビによる
ギヤ原理の軌道ズレ自動補正
相殺が使えない。
つまり、イングリッシュの
見越しが大きく必要でヒネリ
が思うように使えない。
純ヒネリでも逆でも手玉が
直進し、ヒネリが利いている
のでギヤ効果で結果として薄く
外す。
純ヒネリも逆ヒネリも全て
ミスポケットで飛ばしている。
これはマズイ。
押し引きは異様な程に切れる。
マスターと5先5回対戦。
スボコ状態。4個以上連続で
入れられない。
耐えに耐えていたが、ついに
たまらず、最終5先ゲーム途中
で従前のずっと育てた既存の
ノーマルソリッドシャフトに
交換。
するとマスターがブレイクで
ノーインで、おいら1番から
取り切り。続けて次のラックが
マスワリ(≧∇≦)
「シャフトですね(笑)」と笑い
ながら言うマスター。
おいらも笑いながら
どうすんだよ、新シャフト。
いきなりドC級になる魔法のシャフト
だど。
やっぱり、ノーマルソリッドでも、
自分のかねてよりのオリジナルの
テーパーがいいのかなあ・・・。
結果が余りにも違い過ぎる。
やっぱ、TADみたいなシャフト
でないと玉撞きが出来ない状態に
なってる。
んなこたぁないんだよ。
理由は分かってる。
高硬度の本ハギバットとプレーン
の弾力性のある一本木バットとの
違いなんだよ。シャフトの相性が。
今まではこのシャフトは硬いバット
で試してたから。
シャフトとニョーボは新しい程
いいってのは、ありゃー嘘だね(笑
なんでも相性ってもんが大切よ。
いや、ほんと。
次回からは、古い傭兵が古い
ながらも手入れを行き届かせ
ているFN FALを重い腰を上げて
持ち出すように、30年物Luke01
シャフトを出撃させる。
手作業でも旋盤のように仕上げる
手技は昔の撞球者は全員できた。
こういうのは当たり前の事なので
ある。皮切り包丁と接着剤のみで
ここまで仕上げる。(私は現在は
オルファの黒刃を使っている)
30年物ソリッドということは、
伐採してから最低40年は経って
いるということだ。
鉄と人は昔ほど良いとはいうが、
実用木工品のソリッド無垢物は、
鉄と同じことがいえる。
即席乾燥ではない、楽器のよう
なシーズニングを経た木材を時間
をかけて削る。木は動くから。
そうやって作り出されたキューの
シャフトは、インスタントシャフト
では絶対に出せない撞き味を持つ。
ノーマルソリッドといっても、
即席乾燥の薬品固めの一般物は
宜しくない。
あくまで、木と会話しながら10年
以上乾燥させて、木と対話しなが
ら少しずつ削り込んでいったシャ
フトでないと駄目なのよ。
そういうソリッドシャフトと普通
の量産ソリッドでは全く違う。
ソリッド愛好家は、それを知る
からソリッドシャフトにこだわる。
これがまた楽しい。かなりマニ
アックな世界だが。
ハイテクシャフトだから入れ=
シュート力が上がるかというと、
絶対にそれはない。
しかし、シャフト選びは完全に
個人の好みである。
私はいろいろやったが、ノーマル
ソリッドが一番合う。