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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ビクトリノックス センチネル

2018年03月29日 | open



最近、気に入ってるナイフが
ある。
VICTORINOX SENTINEL M3
(型番0.8413.M3)だ。
センチネルとは歩哨のこと。
軍事基地の番兵のことだ。


ただナイフだけのビクトリと
いうのがいい。

なんと、ビクトリなのにライ
ナーロック!




クリップも付いていて今仕様。
40年前にこの仕様がほしかっ
たなあ。


この輪っかはキーリングなの
だそうだ。


スイスメイド。


実はウエンガーが大好きだった
が、ウエンガーはビクトリノッ
クスに吸収された。今、スイス
アーミーといえば、ビクトリノ
ックスのことになる。

これは、何かの意味があるの
だろう。切先は丸い仕様なの
だ。
レスキューナイフなどがこの
ような仕様らしい。


ナイフのみで工具なしのビク
トリノックスだが、それでも、
爪楊枝とピンセットとキーリ
ングは付いている。


可愛くてしかたない。


ただし、大きさはちとでかい。
ブレード86ミリで、82ミリの
ドリフターよりも大きい。
ブレードの厚みはは2.6ミリで、
ビクトリノックスとしては厚め。


フラットグラインド。ストレー
トブレードライン。かなり使え
る。
本山合さで仕上げ、革砥でスト
ロッピングして使っている。
無茶苦茶切れる。
研いだ感触では、ロックウエル
で57位だろう。
高硬度だけが切れ味を決定づけ
ないという一つの現実がここに
ある。
これは多分、刃物界で云われて
いる「あま切れ」というものだ
ろうか。
まあ、なんてのか、ヌーッと気
持ち悪いような鋭い切れ味です。
カミソリのような(笑)。
ただし、硬度は高くないステン
包丁と同じ程度なので、刃持ち
は悪いだろう。研ぐのが前提。
もっとも私はどのビクトリノッ
クスでも研ぎまくっている。
スーベニアなどは研ぎ減ってブ
レードが箸くらいの幅になって
しまったし、クラシックなんて、
楊枝みたいになってしまった。
一番使ったのはスーベニアだっ
た。
新品未使用のスーベニアが一丁
あったが、山飯仲間がいいな~
と言っていたのであげた。今手
元にスーベニアはない。あれ、
紐に通してペンダントのように
首にぶら下げておくのよ。アウ
トドアでは何かと便利です。
研ぎ上げたブレードはマスを
さばくこともできて、ロープ
切りだけでなく汎用性は高か
った。それと細かい作業に向
いているね。ビクトリノック
スのブレードは。
だが、このセンチネルは、多
少ヘヴィデューティーさも加
味していて面白いコンセプト
のナイフだと思う。人を傷つ
けないように切先は丸められ
ているので、ポイントスティ
ングはできないけれど。

ビクトリノックスはまだある
が、とりあえずよく使うのは
今はこれだけ。


一番使ってるのはかみさんの
一番下のですな。
食パンの焦がしこさぎでかみ
さんが使うのよ〜。
しょっちゅうなんだよ、うちの。
おいら何も言わずに「またかー」
と笑ってるだけだけどさ。
なので、結構研いでる。
原型と相似形になるように研い
でるので、あまり研ぎ減ってる
ように見えないでしょ?(笑