渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ソリッドシャフト ~プールキュー~

2024年12月13日 | open
 
1987年。ボブ・ランデ作。
於赤坂見附。

2023年。自作キュー。於三原。


絶対に、プールキューのシャ
フトはソリッド無垢木シャフ
トが面白い。30年シーズニン
グして、さらに10年以上寝か
せてからゆっくり削り出した
TADのようなソリッドシャフト。
 
私の自作キューはバットも木
材を30年寝かした物をゆっく
りと削り出しした。いやぁ、
時間かかった。30年待った。
性能は最高。
手前味噌ではなく、TADに肉
迫する能力を持つ。








コードナンバー、ルークNo.7。
私のTADと同じく1本物突き通
しの無垢メイプル。
こうしたショットも難なくこ
なす出来栄え。
康清作の斬鉄剣(笑 

優れた道具は素晴らしいが、
使うのは人間だ。あくまでも
人間が主体で人間が優位。
使いこなせるかどうかという
次元ではなく、技術を持つ人
間が駆使するレベルにしっか
りとついて来てくれる道具が
良い。いかんなく技術を発揮
してそれにきちんと応える。
道具はそういう道具が優れて
いる。
そして、重複するが、人間が
まず第一義として存在し、道
具はそれを使う人間の下にあ
る。
人間の中味が上質として存在
しないならば、どんなに優れ
た道具であっても「宝の持ち
腐れ」となってしまう。
道具と技術というものの関係
性にとって、一番大切なのは
人間の側の優位性、突出性だ。
そこで初めて優れた道具の優
秀さが存分に発揮できる。
重要なのは人。人間だ。
これはオートバイと人間との
関係においても全く同じ。
また、魯山人が残した言葉に
みられる食と人との関わりに
もそれは通じる。
魯山人曰く、「おいしい物を
食べるのではなく、おいしく
食べる」。
けだし名言かと思う。




 
 



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