横浜中華街では私は青葉さん
が好きだ。学生時代から好み。
ハマの南京町では珍しい台湾
料理店だ。
昔は台湾家庭料理と銘打って
いたが、今は薬膳を前面に出
している模様。
石川町に美味しい台湾料理の
店があったのだが、そちらは
今は無い。青葉さんは青葉新
館としてチャイナタウンに残
っている。
個人的にはおすすめ。
現在は大陸中華が「中国」と
なってしまったが、戦後の私
が子どもの頃は日本は台湾と
国交を結び、台湾こそを「中
国」としていた。
だが、1972年の大陸中華との
国交樹立により、日本と台湾
との正式国交は断絶した。
私は個人的には台湾こそが
「中国」だろうと思っている。
なお、台湾側からしたら自国
の本土は大陸にあり、たまた
ま戦後の流れで共産党政権の
大陸中華に不法占領されてい
る、という立場を取っている。
中華人民共和国という新国家
が戦後に大陸に樹立されたが、
本当の中国は中華民国だろう
と私は思っている。
対日戦線のために蒋介石の国
民党と毛沢東の共産党が手を
組んだが、国共合作は日本の
敗戦と共に終了し、同国内で
同国民が対立した。
本来、多民族国家とはいえ、
同じ国、同じ国民なので、国
は統一するのがベストだろう
が、一度共産主義(疑似)政権が
成立すると、なかなか同じ民
族同士でも統一国家とはなら
ない。
ドイツの例はレアなケースだ
が、ドイツはソ連側から離れ
て西側に統合という事で本来
のドイツに戻った。二度と独
裁ナチズムの台頭を赦さない
という立場で。
中国や朝鮮もそうなってほし
いと個人的には思っている。
ニセ共産主義国家というのは
ナチスとほとんど変わらない
体勢だから。
日本も中国と同じ多民族国家
(なのである。日本は)とは
いえ、同一国として分断を見
ずにいたのは、例え敗戦国で
戦勝国のポチ扱いになったと
はいえかなり幸いだ。大戦後
に体制の違いの覇権争いによ
って国が分断される事ほどの
悲劇は無い。肉親同士が対立
する国家で敵国同士と権力者
によってされてしまうのだか
ら。
青葉さんでは、私は麺が好き
だった。うまし。
あと、このお店は昔から食材
がとても良かった。
昔は結構リーズナブルで、本
当に親しめた家庭的な店だった。
80年代初期に小さな子どもだ
った店の子も、健在ならば今
では中年の働きどころになっ
ているのだろう。