このところ、ぐずついた天気が続いています。数日前はからりとした青空になりました。春先から痛めていた足裏もだいぶ回復したので、久し振りに吉野ヶ里へ出かけました。
人は少なめですが、日曜日ということもあって家族連れが訪れていました。ここから遺跡エリアに入ります。
吉野ヶ里遺跡は環壕で囲まれており、壕に沿って逆茂木が並んでいます。弥生時代には、実際にここで多くの人たちが壕を掘っていたはずです。千数百年前の幻影を見るように、その様子を脳裏に思い浮かべるのは古代遺跡を見学する醍醐味です。
ここは南内郭。柵列と壕に囲まれて支配層の住居があります。
南内郭から少し離れた北内郭はまつりごとが行われていた場所と考えられています。遺跡の最大の建造物である主祭殿の内部です。この建物は昨年は閉鎖されていました。
いつもは薄暗い部屋も、コロナ対策のために窓が開放されていました。
この日の目的はウォーキングです。倉庫群を横目に見ながらひたすら歩きます。白い穂のチガヤが群生しています。朝の天気予報ではカラッとした暑さになるということでした。でも、気温はそれほど上がらないかかわりに湿度が高く、歩いていると額に汗が浮かんできました。
方形に盛り上がっている築山は北墳丘墓。歴代の王の墓です。甕棺など発掘当時のままに保存されていて内部を見学できます。手前の小屋は祠堂と考えられています。吉野ヶ里には孫と来るときもありますが、ここまでは足を運んでいません。孫にとって吉野ヶ里歴史公園は大型遊具などで遊べる自然公園のようなものです。
環壕集落の外にある甕棺墓列まで来ました。ここだけで、数百メートルにわたり1,500基もの甕棺が発掘されました。手前は展示用に開口していますが、向こうの方には土饅頭が並んでいます。
いつものことですが、ここに佇むと古代人と対話しているような気になります。休憩しようと傍のベンチに座っていると、むんむんとした夏特有の草いきれが漂ってきました。思わず、高校生の時に読んだ、美しい皮膚に青い草の葉の汁をぬりつけてやる、という朔太郎の倒錯的な詩の一節が浮かんできました。生と死と、不思議な気分になりました。
甕棺墓列から別の道を戻ります。巡回バスが通るほかは人影を見ることは少ないです。林の中をただ歩きます。
向こうの方に見える建物は、先ほど内部を見学した北内郭の主祭殿です。写真ではよくわかりませんが、左右に紅花の畑があります。あと一月ほどもすると紅や黄色で広場が賑やかに色づきます。紅花はここで自家消費されるそうです。
南内郭まで戻ってきました。物見櫓に上ると、古代人の目で吉野ヶ里の丘陵大地を睥睨することが出来ます。
入り口近く。久しぶりによく歩きました。まだ足に不安が残っているので休憩を入れながら1時間半、八千歩のウォーキングです。雨が続くと外歩きできないので、いい機会でした。
遺跡エリアに咲いていた野草です。吸蜜している羽虫の名前は知りません。
いまは図書館も臨時休館していて、家にいる時間が長くなっています。幸いショッピングモールは営業しているので、散歩代わりに店内を歩いています。バスや電車には乗らず、いま行けるのは車で30分圏内です。来月の上旬には2回目のワクチンを接種する予定なので、それが終わったら少し遠出したいですね。
公園の施設や遺跡の案内板には、当時の新聞記事や発掘時の航空写真が掲示されています。
産業の振興や雇用の創出も意義あることだと思いますが、
やはり遺跡を保存して良かったと思っています。
駐車場では関西や関東などの遠隔地の車をよく見かけます。
コメント有難うございました。
遺跡のほかは草地や林が広がっているので、
時どき歩きに出かけます。
九州は、ここ数日は梅雨の晴れ間になりそうです。
ここ横浜の梅雨入りはまだだいぶ先になりそうです。ご自愛ください。
孫にとってはお気に入りの遊具などがある広場があり、
私にとっては格好のウォーキングの場所です。
2回目のワクチンを接種したら、
鹿島にでもドライブしようと思っています。
入場料を払うには時間がもったいない・・?
ケチな考えです?
福岡もなかなかむつかしいコロナのおさまり・・・?
私は2回目を昨日うちましたので、そろそろ・・・
ドライブに出かけようと思っています
デパートも土・日とお休みですし‥行くところが
限られています~~