田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

図書館の学習室にて

2023年08月12日 | 日々の出来事

 石橋文化センターの図書館。

 図書館の学習室でこの投稿文を書いています。ここはパソコンの使用がOKです。図書館通いは、といっても本を借りるだけですが日課のようなものです。ただ、このところ少し変化があって学習室を利用することが多くなりました。学生がほとんどで、ちらほらと私のような中高年が勉強をしている姿もあります。室内はしわぶきもなく静寂です。

 町によっては図書館は受験勉強の場所ではないと、学習室を置かないところもあります。でも私の場合、図書館に親しむきっかけは、中学3年の冬休みに受験対策のため図書館に通ったことです。兄からどの高校にも行けないぞと脅かされ、思い立って市の図書館に通い始め朝から夕方まで籠っていました。

 当時の図書館は久留米絣協同組合事務所を転用したものでした。いかにも明治以降の絣全盛期を思わせる、2階建ての堂々とした建物でした。場所取りのため、開館前には裏の2階入り口階段に並んだものです。その頃は学習室などはなく、閲覧室の大きな木製テーブルで高校生と並んで問題集を広げていました。

 社会人になってからは、週末ごとに図書館に通い始めました。仕事上でも図書館との行き来があり、以来、図書館に親しむようになりました。日ごろ接している図書館の職員よりはよほど長い付き合いになります。おかげで書棚の本が乱れていると、つい手が出て整頓したりします。

 いまの図書館が建設されたのは昭和53年。名前も市民図書館とつけられ、文化センターの入園料100円が撤廃されました。時がたち、いまでは中央図書館というお堅い名称になり、寛ぎの一時を過ごした館内の喫茶室も撤退してしまいました。

 図書館南側のテラス広場。公園と一体となった憩いの空間です。

 

 

 

 

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