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昨日、初めて全日本シニアを見に来た教え子達がいて、出場選手のレベルの高さやパーク、旭化成、新日鐵といった有名チーム以外にも色々なチームがあるんだなとびっくりしていた。
実際、柔道だけしていたらいいようなチームは限られていて、大抵は仕事をしながら柔道をしている選手が大半。
そんなチームに行けるのはほんの一部の選手だけなんだなと。
そして、警察官や刑務官といった公務員になる選手も多く、近年レベルが上がってるんだなと。
で、それまでの全日本シニアのイメージは、オープン参加で、愛好家の方であったり、レベル的に全日本実業団等に比べると格段に落ちるメンバーであるというイメージだったようですが、実はそんなことはなくて、つい最近まで国際大会で活躍していた選手も沢山いる。
左も右も過去に日本一になった、全国入賞経験がある選手ばかりで、そんな選手達が講道館杯の資格を得るため、所属の威信のため、または日頃お世話になっている方々への恩返しのためと、様々な思いを背負って出場している。
そんな中、全日本シニアで得られる講道館杯への切符は優勝者のみ。
本当に厳しい戦いです。
そんな大会ですが、新人もベテランも小学生時代から頑張っていた選手が多く出場していました。
けっして実業団まで柔道を続けたら成功、失敗という話ではありませんが、幼い頃から今に至るまで夢を追い続けている選手、目標持って頑張っている選手はいます。
そう言うと、果たして夢や目標を追い求めることが幸せなのかという方もいるかも知れませんが、要は小学生時代に一生懸命になり過ぎて燃え尽きる選手もいたら、大人になっても頑張り続ける選手もいる。
実際には小学生時代から頑張っていた選手達の方が沢山いましたよという話で、小学生時代に全国や日本一を目指すことが悪ではないですよという話。
燃え尽き症候群説はそんな単純な話ではない。
いろんな事象が重なって起こる話で、何でもかんでもひっくるめて決めつけて話すること自体がナンセンス。