(師匠の構え-1)
(師匠の構え-2)
(稽古風景、いつも30名近くが集まる)
数年ぶりに師匠に稽古をお願いした。
七段挑戦中に掛かったきりだ。
緊張しながら礼をする。
遠間で気合を入れる。蝕刃の間。
教わった通りに右左と動いてみる。
少し間を詰め交刃の間。自分の打ち間を探る。
ここでもう駄目。
交刃の間で師匠からはすでに打ち間なのだ。
打たれると思うと心が乱れる。
右足出そうとした瞬間に面に打ち込まれる。
こちらの面はことごとく返し胴、出小手を取られた。
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その後はしばらく師匠の稽古を見させていただいた。
特に足の出し方。なるほど一様に足を出しているわけではない。
相手や場面に応じて右足を攻め出している。
思ったよりもかなり大きく出している場面もあった。
そして相手を引き出して瞬時に技を出している。
それにしても体幹がブレないのは見事だ。
打った後も左足の引き付けがすばやい。
2段3段の技が当たり前のように繰り出される。
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ぜんぶの稽古が終了してから師匠の寸評。
「打たれたくないという気持ちで打つから中途半端な打ちになっている者が多い」
なるほどなるほど。自分も当てはまる。
思い切って打ち切る。体幹を鍛える。足を出すときのバリエーションを増やす。
今後の稽古に生かしていきたいと思った。
それにしても暑い。暑過ぎる!