久々の映画だ。日曜日は朝一番の上映に行ってみた。
是枝裕和監督の「万引き家族」。
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あらすじ
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
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リリー・フランキーも好きな役者だし、女の子役の佐々木みゆも良かった。
樹木希林のすごさも改めて認識した次第。いやはやすごい役者だ。
何より安藤サクラの尋問時がすばらしい。
表情としぐさで、自分の内面の揺らぎ(辛さ、悲しみ、戸惑い、肯定、否定)を全部出しきっている。
残念だったのは、見終わったあとで後ろのオバサン達が
「なんや期待外れやったねえ~」などと言ってたこと。
「あんたらには水戸黄門程度の映画しか理解出来んやろ~」と心の中でつぶやいた。
(映画館の前で)
(映画館の前で)