稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

雑談・・挨拶と嫌われる人の話し方

2020年12月12日 | つれづれ
剣道は礼儀が大切だと言うが、挨拶が出来ない者もいる。
まるで、挨拶するのはプライドが許さないと言うばかりである。
そのくせ少年指導をする時は「挨拶が大事だ」とか言うのである。

向こうで無視するなら、こちらは先手で挨拶することにしている。
同じように無視していては同じレベルだと思うからだ。

先に挨拶。先手必勝。常に前向きで先(せん)を取っての勝負である。
さすがにこちらが挨拶したのに挨拶を返さないヤツはいない。(たま~にいるけど)

高校の時、なぜか私を小ばかにした雰囲気で挨拶しない同級生がいた。
私は意を決して、ある日を境にこちらから先手必勝の挨拶をするようになった。
コツは名前を呼ぶこと。「〇〇くん、おはよう!」と朝一番に声をかける。
そいつだけに声をかけたらおかしいので、誰でも分け隔てなく挨拶するのである。
その頃から「粕井って元気いいよなあ」と言われるようになった。

それから私のすべての行動や、私の性格そのものも変わっていったようなのだ。

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先日、人と話をしていて、どうも歯車が合わない。
いや合わないというか、いら立ちさえ感じるのである。
なぜそうなのかと考えたら「でも、だって、どうせ、けど、ダメ」が多いということに気がついた。
この言葉を多用すると、どんなことも前向きには捉えられなくなる。
話をしていても面白くない。あまりつき合いたいとも思わない。
こういうのは、おとなしい人に多いが、否定的になる受け答えはすべきでは無い。
断るにしても上手な断り方というものがあるはずだ。

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まったくタイプは異なるが下のようなのも問題である。
●自慢話をする
●自己主張が強い
●ホラ話をする

昔のことだが出稽古に行って着替えていたら、横の御仁がたいそうな大言壮語で、
「ああ、この人はきっと高段者なんだなあ」と思ってあとで稽古したらヘボだったことがある。
あまり謙虚し過ぎるのもどうかと思うが身の丈以上の自慢話などするものでは無い。

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ホワード株式会社に務めていた頃、同僚にイライラするタイプがいた。
その人、ストレートに結論を言えば良いのに、その回りから説明し出すのである。
「それは〇〇ということですね?」と言っても「イヤ、何が何で、これがあれで・・・」と、
また結論の回りから話を始めるのである。いつまで経っても結論が出てこない・・という話。

「AはBである。なぜなら・・・・」なら簡単で良いが、
CやDやEやFを延々と述べてXYZまで出たのに結論のBが出てこない。
その同僚、仕事でも失敗というか横領事件を起こしてクビになってしまった。


(とんぼ堂オリジナル画像・商用禁止・個人で使う場合はご一報ください!)

結論

やはり良い人間関係は「明るい挨拶」から始まると思う。
コミュニケーションは、常に謙虚で、肯定的に話すこと。
そしてなるべく結論から先に言うこと。

他山の石として、自分の行動を正したいと思っている。
コメント
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