オホクニの妻「須勢理毘売<スセリヒメ>」が旅に出ようとして馬の鞍に手を伸ばした夫に語りかけ・・・・・・・
と、ここまで話が進んで、有らぬ道に迷い込んでしまったのですが、さて、この後、オホクニはと言いますとです。ここから元来た道に帰ります。そこら辺をもう少しおさらいを・・・セスリヒメの歌です
“登與美岐<トヨミキ>多弖痲都世<タテマツラセ>”
トヨミキ(豊御酒)、「大層おいしいお酒を、どうぞ、お飲みください」と言うのです。ここに出てくるお酒は、まだ、応神天皇がお飲みになられたあの
「大御酒<オホミキ>」
ではありません。木の実や野葡萄などから作られた「口噛み酒」だったのです。でも、そのお酒でも飲んでほろ酔い機嫌になられたことには違いありません。
お二人して互いに盃を取り交わして仲直りします。それが
”宇岐由比<ウキユヒ>”
です。「ゆひ」とは「結い」で、「結納」など今でも使われている言葉です。「うき」とは「盞」です。女神男神がたがいに盞を交わして、永遠に愛の心が変わらないように誓いあう契です。現在の結婚式で行われる「三・三・九度の杯」を交わす、それと同じです。
「宇岐由比」と言う言葉は、此の時行われたお二人の誓いの行事が、二千年経過した今でもきちんと残っておる事を証明する言葉でもありり、日本特有の歴史の重さを感じさせる「四文字」でもあるのです
と、ここまで話が進んで、有らぬ道に迷い込んでしまったのですが、さて、この後、オホクニはと言いますとです。ここから元来た道に帰ります。そこら辺をもう少しおさらいを・・・セスリヒメの歌です
“登與美岐<トヨミキ>多弖痲都世<タテマツラセ>”
トヨミキ(豊御酒)、「大層おいしいお酒を、どうぞ、お飲みください」と言うのです。ここに出てくるお酒は、まだ、応神天皇がお飲みになられたあの
「大御酒<オホミキ>」
ではありません。木の実や野葡萄などから作られた「口噛み酒」だったのです。でも、そのお酒でも飲んでほろ酔い機嫌になられたことには違いありません。
お二人して互いに盃を取り交わして仲直りします。それが
”宇岐由比<ウキユヒ>”
です。「ゆひ」とは「結い」で、「結納」など今でも使われている言葉です。「うき」とは「盞」です。女神男神がたがいに盞を交わして、永遠に愛の心が変わらないように誓いあう契です。現在の結婚式で行われる「三・三・九度の杯」を交わす、それと同じです。
「宇岐由比」と言う言葉は、此の時行われたお二人の誓いの行事が、二千年経過した今でもきちんと残っておる事を証明する言葉でもありり、日本特有の歴史の重さを感じさせる「四文字」でもあるのです