“久岐<クキ>”は、神産巣日神がオホクニに言った言葉ですが、これはここで初めて使った言葉ではありません。あのイザナギがその妻が生んだ「イザナミ」の死に至らしめた御子である火の神
“迦具土神<カグツチノカミ>”
を持っていた「十拳剣<トツカツルギ>」でその頸を切り放ちますが、その時流れ出た血などからも八神が生まれます。その子の内の一人の誕生の時にも使われております。その一人に
“闇緒淤加美神<クラオカミノカミ>”
がいます。此の子も又
”自手俣漏出所成”
とあります。
これを<タナマタヨリ クキデテ ナリマセル>と。「漏」を、<モル>ではなく、わざわざ、<クキ>と読ませております。しかし、「久延毘古」(案山子)が教えてくれた高天原の神産巣日神を尋ねた時に、オホクニに言れた言葉の中にも「クキ」が使われており、
“久岐斯<クキシ>子也<ミコナリ>”
となっております。
どうでもいいことなのでしょうが、時間を持て余しておりますので、つい、そんなことにまでも調べてみました。太安万侶が語った物語でしょうが、どうしてこのような違いが生まれたのでしょうかと思いながら書いております。
「漏<クキ>」と「久岐<クキ>」、この違いの分かる人はいませんか????宣長もそこまでは追及しておりませんので・・・・
“迦具土神<カグツチノカミ>”
を持っていた「十拳剣<トツカツルギ>」でその頸を切り放ちますが、その時流れ出た血などからも八神が生まれます。その子の内の一人の誕生の時にも使われております。その一人に
“闇緒淤加美神<クラオカミノカミ>”
がいます。此の子も又
”自手俣漏出所成”
とあります。
これを<タナマタヨリ クキデテ ナリマセル>と。「漏」を、<モル>ではなく、わざわざ、<クキ>と読ませております。しかし、「久延毘古」(案山子)が教えてくれた高天原の神産巣日神を尋ねた時に、オホクニに言れた言葉の中にも「クキ」が使われており、
“久岐斯<クキシ>子也<ミコナリ>”
となっております。
どうでもいいことなのでしょうが、時間を持て余しておりますので、つい、そんなことにまでも調べてみました。太安万侶が語った物語でしょうが、どうしてこのような違いが生まれたのでしょうかと思いながら書いております。
「漏<クキ>」と「久岐<クキ>」、この違いの分かる人はいませんか????宣長もそこまでは追及しておりませんので・・・・