「ウキユヒ」、互いに盞を取り交わし永遠の愛を誓った後の儀式についても「古事記」には記述があります。即ち
“宇那賀気理<ウナガケリ>”
と。これを、又、宣長は
“お互いにうなじ(項)に手を懸けあて、親しく並居<ナラビオル>を云う”
と説明がしてあります。西洋的に言うと「熱き接吻、キスを」となる所です。現代の結婚式の儀式の通りです。そして、もう再び、大和の国に行くなどとは云わないで、二人して仲良く出雲の国に住まわれたのでした。それを
“至今鎮坐也<イマニイタルマデ シズマリマス>”
と書いてあります。これまで沼河比売や須勢理毘売と取り交わした五つの歌の事を、結婚と深く係った歌ですから、特別に
“神語<カミコト>”
というとあります。
どうしてこの5つ歌を、特別にこう呼ぶかという理由は分からないのですが。私は、古事記に記された歌で、この二人の日(毘)売が歌った歌が初めてです(八雲たつ 出雲八里垣之歌を除いては)。そこでこの歌を特別に「神語」と言ったのではないかと思っておりますが???この歌が、人々の会話の中に入り込んだ、日本で初めての歌だったのです。それくらい歌の神聖さが語られた初めての歌だったのです。だから「歌」ではなく「語」だったのはないでしょうか???????????????
“宇那賀気理<ウナガケリ>”
と。これを、又、宣長は
“お互いにうなじ(項)に手を懸けあて、親しく並居<ナラビオル>を云う”
と説明がしてあります。西洋的に言うと「熱き接吻、キスを」となる所です。現代の結婚式の儀式の通りです。そして、もう再び、大和の国に行くなどとは云わないで、二人して仲良く出雲の国に住まわれたのでした。それを
“至今鎮坐也<イマニイタルマデ シズマリマス>”
と書いてあります。これまで沼河比売や須勢理毘売と取り交わした五つの歌の事を、結婚と深く係った歌ですから、特別に
“神語<カミコト>”
というとあります。
どうしてこの5つ歌を、特別にこう呼ぶかという理由は分からないのですが。私は、古事記に記された歌で、この二人の日(毘)売が歌った歌が初めてです(八雲たつ 出雲八里垣之歌を除いては)。そこでこの歌を特別に「神語」と言ったのではないかと思っておりますが???この歌が、人々の会話の中に入り込んだ、日本で初めての歌だったのです。それくらい歌の神聖さが語られた初めての歌だったのです。だから「歌」ではなく「語」だったのはないでしょうか???????????????