天にまでその煙が届いた櫛八玉神の燃やす火は、次は、地上でもその威力を発揮します。それが
“底津石根焼凝”
です。
土地深くまで焼き堅めて、そこに神殿に供えるための御饗<ミアヘ>を作るための竈を造ります。全て神聖で寸分の穢れのない火を用いて作らなくてはなしません。これだけの用意をしておいて、今度はその竈を使って、神への御饗の用意をします。その為に先ず
“栲縄之八尋縄打延<タクナハノ ヤヒロナハ ウチハヘ>”
楮で作った真っ白な八尋もある長い縄を作り、海の中に引き延ばして
“口大之尾翼鱸<オホグチノ オハタスズキ>”
を海人が
“佐和佐和邇<サワサワニ>”
と釣り上げます。
、今流行りの沖縄の「サトウキビ畑の歌」にある「さわわ さわわ」のような音だろうと思いますが、海人の声でもない、尾翼鱸の声でもない、天からの自然の祝いの、声だか音だか分からないような声なき声だと思いますが、「サワサワニ>に、その八尋縄を
“控依騰<ヒキ ヨセ アグ>”
します。
何時も、数行しかないのですが、ここを読むと、私は、何か、その時の、その場の神聖で清らかな空気までが読みとれるような感じがしてならないのですが、どうおもわれましょうか?????
“底津石根焼凝”
です。
土地深くまで焼き堅めて、そこに神殿に供えるための御饗<ミアヘ>を作るための竈を造ります。全て神聖で寸分の穢れのない火を用いて作らなくてはなしません。これだけの用意をしておいて、今度はその竈を使って、神への御饗の用意をします。その為に先ず
“栲縄之八尋縄打延<タクナハノ ヤヒロナハ ウチハヘ>”
楮で作った真っ白な八尋もある長い縄を作り、海の中に引き延ばして
“口大之尾翼鱸<オホグチノ オハタスズキ>”
を海人が
“佐和佐和邇<サワサワニ>”
と釣り上げます。
、今流行りの沖縄の「サトウキビ畑の歌」にある「さわわ さわわ」のような音だろうと思いますが、海人の声でもない、尾翼鱸の声でもない、天からの自然の祝いの、声だか音だか分からないような声なき声だと思いますが、「サワサワニ>に、その八尋縄を
“控依騰<ヒキ ヨセ アグ>”
します。
何時も、数行しかないのですが、ここを読むと、私は、何か、その時の、その場の神聖で清らかな空気までが読みとれるような感じがしてならないのですが、どうおもわれましょうか?????