私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

豊明の日に天皇は詠って言います。

2020-03-04 12:44:32 | 日記
 「お前たち太子たちよ。このかわいらしい
       “本都毛理 阿迦良袁登売<ホツモリ アカラオトメ>”
 髪長比売と一緒に行ってしまったらいいだろう。」
 と差し出られた盃を打て取りながら「応神天皇」は声高らかに歌います。
 これだけであったならば、日向から来た采女を「そんならどうぞ」とばかりに、簡単にその御子に手渡したかに見えるのですが、しかし、天皇の内心に、
 「こんなきれいな乙女を我が子に先取りされたのだなあ」
 という悔恨の情が多少はあったのではと思うのですが、それが次の歌の中に隠れているように思われるのでsyが???