私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

「知醸酒人」の・・・・

2020-03-15 11:06:50 | 日記
 また応神天皇の時に「知醸酒人<ミキヲカムコトエオシレルヒト>」

               “須須許理<ススコリ>”

 が渡り来ます。
 酒を造ることが上手な人です。この人は先に遣って来た論語を伝えた「和邇吉師」や鍛冶の巧みな「卓素」や機織り職人「西素」など百済の照古王が遣わした百済の賢人ではありません。自らが自主的に何らかの理由で日本へ渡来してきた人です。それは”参来<マイワタリキ>”という記述から知ることができます。
 この「須須許理」は酒造りの名人です。「知<シレル>」とはその術をよく知っているという意味です。
 「ススコリ」は大御酒を醸造して出来たお酒を天皇に献上します。そのお酒を天皇はお飲みになって

               ”宇羅宜<ウラゲ>”

 と書かれております。「すずろに心面白く、浮き立つような心になって」です。ここでも、またまた、歌が飛び出します