私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

須須許理の酒は・・・

2020-03-17 14:54:14 | 日記
 今迄に飲んだ酒より一段と美味しかったのでしょうか応神天皇は随分と心地よい気分になられたのでしょうか、
       “宇羅宜<ウラゲ>御歌曰<ミウタハシケラク>” 
 心浮き立つような気分になられて

           須須許理賀 迦美斯美岐邇<ススコリガ カミシミキニ>
           和禮恵比邇祁理<ワレエヒニケリ>
           許登那具志 恵具志爾、コトナグシ エグシニ 
           和禮恵比邇祁理<ワレエヒニケリ>

 と詠われます。大分酩酊気味に、心がやたらと自然に面白がってだと想像しますが??????
 <コトナグシ>とは「事和酒」で、憂きことや哀しいことなどを和(なごやか)にする酒で、<エグシ>とは「笑酒」で、読めば自然に笑顔になれる酒という意味です。酒の元々の名「御酒(おみき)」の「ミキ」で、飲めば気分が良くなり心が「サカエル」から「サケ」という言葉がうまれたとは宣長説です。それが、どうして「クシ」になったのかは私にはわかりませんが????また「酒」を「ささ」というのでしょうか。これも分かりません。


    まあ!!!!! そんなに大変上機嫌になられて、天皇は歌を突然に大声で歌いだします。