私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

新年と共に、また、「古事記序」です・・・・

2021-01-04 10:32:58 | 日記
 昨年末には「愷悌<ガイテイ>」がど小難しい言葉について書き終えましたが、又、その続きを今年もしばらく書いてみます。
 さて、今年初めは、まず、
 
        “歳次大梁、月踵夾鐘、清原大宮、昇即天位”

 です。
 このような漢字が並んでいますが、相変わらず、何のことか私には「さっぱりわからず」です。又、宣長先生です。それによると、此処に書かれている言葉、例えば「大梁」については
      “十二次の内の昴宿<ボウノホシ>の次にて、昴は二十八宿の中の西ノ方の星、西は酉ノ方なれば、次の句は二月をいふ”
 と説明がなされています。これを読んでも私には何のことか皆目・・です。そこで現代語訳を見るとこの言葉を
      「時あたかも木星が酉の方向にある酉の年の二月」
 とあります。大意はこれでようやく理解できました。そして、次に

        “道軼軒后。徳跨周王”

と。これも分かりません。またまた、宣長先生です。「軒后」「周王」は中国の漢や周の名君の名です。その中国の名君を超えた立派な天皇であると「天武天皇」を称えたのです。でも、天武天皇は、それほど歴史的には徳のある天皇であると評価はされてはいませんが、太安万侶は忖度したのでしょうか???大変徳の高い名君が如きに書いていますが・・・・