私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

「軼」とは何じゃ??

2021-01-05 10:40:26 | 日記
 「昨日、おめえがけえた“軼”って何だ・」と問い合わせがありました。宣長は<スギ>とルビを打ってあります。
 「道は軒后に軼<ス>ぎ」です。軒后は漢の黄帝という王のことだそうです。まあ、それはそれは小難しい文章ですね。こんな古事記ですが、もう8世紀の人たちはこれを我がモノとして使っていたのです。昔の人の教養の素晴らしさがが偲ばれます。漢字が日本に入ってきたのは、古事記によると、応神天皇の時ですから、まだ200年も経っていない時期です。驚きが隠し切れませんよネ!!!!!!

 さて、次なる文ですが、

     “握乾符而摠六合、得天統而包八荒”

 これにも、またまた太刀打ちできません。そこで、宣長先生を・・・

 『「乾符」とは「天の吉端」で、天から授かったありがたい符、「三種の神器」を頂いて、「六合」は上下四方で、日本全土を治め、「天統」天より授かった帝統につき(天皇の位に就かれ)、「八荒」は八方の遠い国々で、その御威光は遠く朝鮮半島にまで及んだ。』

 という意味になるようです。

 「ああしんど!!!」
 これだけ読むのに、わたしめには、2時間以上の時が十分に必要なのです。いかに漢字の素養もないかが知れますよね!!!!!!!お笑い下さい。まだまだ、当分、この苦しみが続きそうですが、頑張ってみますのでよろしくね・・・