今日はいい天気だった。ふと、庭を見ると、母が植えていた黄色のチューリップが綺麗に咲いていた。
春も中盤にさしかかって、温かい風が吹き始めていた。
私は、春の風を感じながら、チューリップを見ていると、大好きな彼が目の前に浮かんだ。
今頃、仕事でもしているのだろうか。
私は超がつくほどの寂しがりやだから、いつでもどこでも彼の事を想ってしまう。
雨蛙に少し似ている彼は、仕事がバリバリ出来るのだ。仕事をしている時は、大きな体を揺さぶりながら、ゲロゲロと嫌な顔をして弱音をあげているに違いない。
彼とは、雨がシトシトと降る六月に出会った。友達の紹介で、優しく声をかけてくれたのが彼だった。
出会った頃は、歳の差があったせいか、とても大人の人に感じていた。彼と遊ぶたびに、子供っぽい仕草や考え方に惹かれていった。好きになってみると歳の差なんて全然関係なくなっていた。
だけど、それなりに歳が離れた分だけ、悩み事が出来た。
彼の友達と集まった時、恥しがり屋で人見知りの私は、彼の友達とうまく話す事が出来なかった。
彼は私にもう少し愛想よくしなきゃねと言った。そんな事言っても私が知らない人に愛想よく出来るはずもない。
それで少しケンカをした。
きっかけはどうであれ、仕事でもうまく行かず、彼の前で色んな事をぶつけていた。彼は、黙って、泣いている私を優しい目で見ていた。
私の幼い気持ちをぶつけると、気持ちがすっきりして、彼の丸いおなかを抱きしめていた。
夕方になり、久しぶりのご飯作り。昨日から彼の為に食材を買って置いて、家に置いてあった。
作るとき、楽しくて胸がはしゃいでいた。
彼の大好きなハンバーグを作った。彼はおいしそうに食べてくれた。
食べ終えると、一息ついて、彼が深刻な顔をして、思いもかけない言葉を言った。
「やっぱり別れよう。」言葉が胸に鋭く突き刺さった。最近ケンカばかりして、逢ってなかったので、いつかはこんな日が来るとは思っていたが、まさか今日だとは夢にも思わなかった。
彼といると時間があっという間に過ぎていって、楽しくて、うれしくて、過ごした時間が走馬灯の様に思い出された。
彼も私も黙っていて、一時たつと、知らず知らずのうちに涙が溢れていた。彼と出会った時から、別れる事は分かっていた事なのだ。
次の日から、心が空洞みたいにポッカリ穴が開いてしまった。
職場でもうまく行かず、春の陽気に誘われて、フラフラしていた。彼の存在がこんなにも大きかったなんて、いなくなってはじめて分かった。
幼い私を甘えさせてくれたし、旅行だって連れて行ってくれた。思い出すとうれしい事ばかりだったが、今日からは、悲しい事になっていくのだろうか。
もう二度と甘えられないし、彼の大きな手に触れることもない。
ふられて、時間が経って、彼から元彼になってしまった。まさか、彼から元彼になる時が来るなんて、とても信じられなかった。
それから、ある時心の整理がつき始めた頃、偶然に彼と出逢った。
それまで逢っていなくて、彼を見たら、ますます輝いていて、ドキドキと胸が高鳴っていた。自分に聞くと、まだ好きなんだと心が胸を押していた。
彼と一時、話していると、落ち着いている自分と、せかしている自分がいた。せかしている自分が一つ提案していた。
これから、魅力的ないい女になって、もう一度彼に言え。
「大好きです。」そしたら彼は何て言うだろう。きっと言葉に詰らせて、カエルみたいにゲロゲロと誤魔化すだろう。
人を好きになるって、なぜこんなにせつなくて、悲しいのだろう。
別れても、別れても、それでも人は出会っていく。
そんな私は何度も同じ人に恋をしていた。
春も中盤にさしかかって、温かい風が吹き始めていた。
私は、春の風を感じながら、チューリップを見ていると、大好きな彼が目の前に浮かんだ。
今頃、仕事でもしているのだろうか。
私は超がつくほどの寂しがりやだから、いつでもどこでも彼の事を想ってしまう。
雨蛙に少し似ている彼は、仕事がバリバリ出来るのだ。仕事をしている時は、大きな体を揺さぶりながら、ゲロゲロと嫌な顔をして弱音をあげているに違いない。
彼とは、雨がシトシトと降る六月に出会った。友達の紹介で、優しく声をかけてくれたのが彼だった。
出会った頃は、歳の差があったせいか、とても大人の人に感じていた。彼と遊ぶたびに、子供っぽい仕草や考え方に惹かれていった。好きになってみると歳の差なんて全然関係なくなっていた。
だけど、それなりに歳が離れた分だけ、悩み事が出来た。
彼の友達と集まった時、恥しがり屋で人見知りの私は、彼の友達とうまく話す事が出来なかった。
彼は私にもう少し愛想よくしなきゃねと言った。そんな事言っても私が知らない人に愛想よく出来るはずもない。
それで少しケンカをした。
きっかけはどうであれ、仕事でもうまく行かず、彼の前で色んな事をぶつけていた。彼は、黙って、泣いている私を優しい目で見ていた。
私の幼い気持ちをぶつけると、気持ちがすっきりして、彼の丸いおなかを抱きしめていた。
夕方になり、久しぶりのご飯作り。昨日から彼の為に食材を買って置いて、家に置いてあった。
作るとき、楽しくて胸がはしゃいでいた。
彼の大好きなハンバーグを作った。彼はおいしそうに食べてくれた。
食べ終えると、一息ついて、彼が深刻な顔をして、思いもかけない言葉を言った。
「やっぱり別れよう。」言葉が胸に鋭く突き刺さった。最近ケンカばかりして、逢ってなかったので、いつかはこんな日が来るとは思っていたが、まさか今日だとは夢にも思わなかった。
彼といると時間があっという間に過ぎていって、楽しくて、うれしくて、過ごした時間が走馬灯の様に思い出された。
彼も私も黙っていて、一時たつと、知らず知らずのうちに涙が溢れていた。彼と出会った時から、別れる事は分かっていた事なのだ。
次の日から、心が空洞みたいにポッカリ穴が開いてしまった。
職場でもうまく行かず、春の陽気に誘われて、フラフラしていた。彼の存在がこんなにも大きかったなんて、いなくなってはじめて分かった。
幼い私を甘えさせてくれたし、旅行だって連れて行ってくれた。思い出すとうれしい事ばかりだったが、今日からは、悲しい事になっていくのだろうか。
もう二度と甘えられないし、彼の大きな手に触れることもない。
ふられて、時間が経って、彼から元彼になってしまった。まさか、彼から元彼になる時が来るなんて、とても信じられなかった。
それから、ある時心の整理がつき始めた頃、偶然に彼と出逢った。
それまで逢っていなくて、彼を見たら、ますます輝いていて、ドキドキと胸が高鳴っていた。自分に聞くと、まだ好きなんだと心が胸を押していた。
彼と一時、話していると、落ち着いている自分と、せかしている自分がいた。せかしている自分が一つ提案していた。
これから、魅力的ないい女になって、もう一度彼に言え。
「大好きです。」そしたら彼は何て言うだろう。きっと言葉に詰らせて、カエルみたいにゲロゲロと誤魔化すだろう。
人を好きになるって、なぜこんなにせつなくて、悲しいのだろう。
別れても、別れても、それでも人は出会っていく。
そんな私は何度も同じ人に恋をしていた。
キーボーさん、私のブログをずっと読んでてくれたんですね♪ちょっと感動しました!!!
ありがとうございますm(__)m
みきさんのブログのまとめみたいになったけど、読んでくれてうれしい限りです。
彼とうまくいくといいですね。
私はいつでも応援してますよ(^_^)v
いいえ、それでもキーボーさんの文才に感動です、そして、真剣に恋して、その後のせつなさつらさもちゃんと受け入れてしまうmikiさんに、わたしはリスペクトの心を捧げるよ。
わたしにはこんなすごい恋、そして作品なんてできない。
ふたりに大拍手!!
今後のおふたりにエール!です
やはり、まだまだ恋愛ブログは続けた方がいいのでしょうね。
これからも、頑張って書いていきます。
応援宜しくお願いします。