よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

パナソニック新興国向け集中投入/関西の企業(25)

2010-05-07 08:48:10 | 関西の企業

パナソニックが新興国向け集中投入

開発生産も現地で生産

パナソニックがとうとうアジアなど新興国市場向け専用家電の開発・販売に乗り出すそうです。4月末、日経に次のような記事が掲載されました。このことは、今年の1月末、当協会の会員企業であるアトムニクス研究所の畑田社長が、韓国はすごいといっておられましたが、とうとう、パナソニックが新興国向けの開発・販売に乗り出さざるをえなかったということでしょうかね。

2012年度までに、現地の生活様式や商習慣に合わせて機能を絞り込んだ家電20品目以上を相次ぎ投入する。新興国での中間所得層の急増に対応、価格を既存商品に比べ2~5割程度安くしたボリュームゾーン(普及価格帯)商品で攻勢をかける。ソニーや東芝などほかの電機大手も新興国で事業拡大を急いでおり、日米欧向け商品を軸に世界市場を開拓してきた従来戦略の転換が一気に進む。

中国、インドなどアジアの中間所得層は08年で9億人近くと、日本の人口のほぼ7倍に達している。日本に比べると所得水準は低いが、買い替えが主体の先進国に代わり世界消費のけん引役に育ってきた。日本勢は新興国で開発・生産の現地化を加速、市場開拓で先駆け既に高いシェアを握る韓国のサムスン電子やLG電子に対抗 する。    日経新聞 10.4.29 朝刊<o:p></o:p>

遅きに期した感じがしますが、新興国向けに乗り出さないと、日本企業も韓国・台湾、そして中国に市場を独占される恐れがあるからでしょう

ただ、心配なのは、大手メーカーに部品を供給している中小企業の部品調達も更なる合理化、低廉化が要求されることになるだろうと思われるので、どうなるか心配でもあります。他の大手メーカーも追随するのは見えているので今後の動向が注視されます。 

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パナソニック創業者松下幸之助⑤/関西の企業(23)

2010-04-28 08:05:39 | 関西の企業

松下幸之助の経営の心構えが伺える名言

大業への心構えがよく解る名言ではないでしょうか。

現在与えられた今の仕事に打ち込めないような心構えでは

どこの職場に変わっても決していい仕事はできない。

たとえ平凡で小さなことでも、 それを自分なりに深く噛みしめ

味わえば 大きな体験に匹敵します。

とにかく、考えてみることである。

工夫してみることである。

そして、やってみることである。 失敗すればやり直せばいい。

松下幸之助は、最初の丁稚奉公の頃は、腹一杯ご飯を食べたいと考え、

次は、自分店を持ちたいからスタートし、大きな店を持つという夢は考えていなかったようだ。やはり、あれまでの企業にしたということは、卓越した能力と、努力家だったのではないでしょうか。

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パナソニック創業者松下幸之助④/関西の企業(22)

2010-04-16 15:21:54 | 関西の企業

松下幸之助の経営の心構えが伺える名言

やはり、松下幸之助は「根底には自信、熱意・受熱が大事」だと考えていたのだ。

松下幸之助の残した名言の中に、次のような言葉があります。

私は、失敗するかもしれないけれども、
やってみようというようなことは決してしません。
絶対に成功するのだということを、確信してやるのです。
何が何でもやるのだ、という意気込みでやるのです。

仕事をする、経営をする時になにが一番大事かといえば、
その仕事をすすめる人、その経営者の、熱意やね。
溢れるような情熱、熱意。
そういうものをまずその人が持っておるかどうかということや。
熱意があれば知恵が生まれてくる。

経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。
結局これに尽きるといっても、かまわんほどや。
まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね。

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パナソニック創業者松下幸之助③/関西の企業(21)

2010-04-06 08:05:42 | 関西の企業

「学ぶ心」ということで、松下幸之助の言葉が残されている。

偉人の考え方はやはりどこか目の付け所というか違う。万物そのものを師にしてしまう。

松下幸之助の言葉は、率直そのものであり、当たり前といえば、ごく当たり前の言葉である。

人は教わらず、また学ばずして何一つとして考えられるものではない。幼児のときは親から、学校では先生から、就織すれば先輩から、というように教わり、学んでのちはじめて自分の考えが出るものである。
学ぶという心がけさえあれば、宇宙の万物はみな先生となる。物言わぬ木石から秋の夜空に輝く星くずなどの自然現象、また先輩の厳しい叱責、後輩の純粋なアドバイス、一つとして師ならざるものはない。どんなことからも、どんな人からも、謙虚に、素直に学びたい。学ぶ心が旺盛な人ほど、新しい考えをつくり出し、独創性を発揮する人であるといっても過言ではない。

要は、これを実行し、実行し学んだものを、仕事や生き方にどう生かせるか?どうかではないでしょうか。

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(株)サンテック①/関西の企業(20)

2010-04-05 08:05:26 | 関西の企業

(株)サンテック川内工場の第6工場が完成しました。

このたび落成式と祝賀会が関係者をお招きし開催されました。

当協会の会員企業である「(株)サンテック」は、薩摩川内市(下甑村)出身の松元満夫社長が昭和51年に兵庫県尼崎市に創業され、主にラベル・フイルム類の貼付する機械装置の設計・製造・販売をされている企業です。

平成元年9月に旧川内市青山町に誘致企業として進出されました。それから満20年が経過していますが、この間増築を続けられ、今回は「大型液晶パネルに偏光膜を貼付する装置を製造」するための第6工場が完成したために、3月31日に落成式と祝賀会を行政関係者等をお招きし開催されました。

参加者一同が驚かされたのは、

①現工場敷地が満杯になり、すぐ近くに薩摩川内市が開発造成した分譲地を購入され、この不況の中で新たに第6工場を増設されたこと。

②更に、この増設中に米国・欧州から新たな装置の注文が来ているとのさい先のいいお話をお聞ききしたことです。増設が新たな仕事を呼び込んでいるとのこと。

③こういう不況の中だから関係者のみをお招きされたとお聞きしましたが、6、70名の祝賀会開催であり、しかも、おしゃれなコンサート付きで、参加者に明るい夢を与えていただいたことでした。

いかにも、米国・欧州と取引されている同社・それを率いておられう松元社長らしい春にふさわしく、おしゃれで、しかも楽しい祝賀会でした。ありがとうございました。

今後とも、来賓祝辞でも話されていましたが、第10工場増設を目指して今後益々のご発展を心からお祈りします。

 

         

                  完成した(株)サンテック川内工場第6工場全景

  

         おしゃれなコンサートでした。           松元社長を囲んで市の関係者と記念撮影

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パナソニック創業者松下幸之助②/関西の企業(19)

2010-04-02 17:39:38 | 関西の企業

パナソニック(松下電器産業)を一代で築き上げた日本屈指の名経営者「松下幸之助」

「経営の神様」とも呼ばれ、今でも多くの経営者に影響を与え続けています。

松下幸之助の偉大さ、その凄さは歴史館をみるとよくわかる。なぜ、あのようなものの考え方、着眼点が出てきたのだろうか。 その答えは、松下幸之助の多くの名言に隠されているのではないでしょうか。

・失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因があるように思われる。 最後の最後まで、あきらめてはいけないのである。

・石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない。

・いかにすぐれた才能があっても、健康を損なってしまっては十分な仕事もできず、その才能もいかされないまま終わってしまいます。

 では健康であるために必要なことは何かというと栄養であるとか、休養とかいろいろあるが、特に大切なのは心の持ち方です。

 命をかけるというほどの熱意を持って仕事に打ち込んでいる人は、少々忙しくても疲れもせず、病気もしないものです。

 うーん。なるほどと、そう言われれば、そうだ。と思いますね。どうでしょか。

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パナソニック創業者松下幸之助①/関西・東海地区の企業(18)

2010-03-29 08:06:56 | 関西の企業

パナソニックミュージアム「松下幸之助歴史館」を視察

日本屈指の実業家松下幸之助はやはりすごいの一言です

3月25日、松下幸之助歴史館を関西曽於企業家クラブメンバーで視察してきました。

松下幸之助は、明治27年(1894年)11月に生まれ平成元年(1989年)4月に94歳でなくなっていますが、日本屈指の実業家です。現在の松下電器産業(現パナソニック)を一代で築き上げた経営者で、経営の神様とも、関係者からは社主とも称されましたが、まさにその通りの人物であることを実感してきました。

松下幸之助は明治27年に和歌山県の大地主の家の8人兄弟3男の末っ子として生まれますが、父親の事業の失敗からドン底の貧困生活に陥り、家族が離れ離れで働きに出ています。今では考えられない9歳の時に大阪の火鉢屋さんに丁稚奉公です。その当時は、ごく当たり前だったのかも知れませんが、やはり逞しいですね。
 しかし、翌年には人の紹介で将来性のある五代自転車商会に奉公にあがっています。この自転車商会との出会いがその後の一生に大きな影響を与えたようです。

そこで、若い主人夫婦に可愛がられ、ここでの自伝車との関わりが、電気技術者へ、そして経営者へ開花していったのではないでしょうか。

日本の多くの有名な経営者には、何かやはり、その後の人生を変える苦難、出来事出会い、切っ掛けがあり、それを活かして人生を切り開いていくという共通点があるようですね。

次回から、松下幸之助の名言をブログします。

                                

      松下幸之助歴史館(門真市)

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航空機関連企業/関西・東海地区の企業(14)

2010-03-24 13:25:46 | 関西の企業

中部地区で航空機関連の中小メーカーが投資を拡大

米ボーイングの新型旅客機「787」の量産化への対応

中部地区は、もともと自動車産業の集積地として発展してきたが、不況による需要低迷で中小部品メーカーなどが軒並み打撃を受けている。そいう中で、中部地区の航空機関連の中小ーメーカーが投資を拡大しているとのこと。

中部地区は、三菱重工業など大手が航空機部門を構え、国内の航空機生産額の48%を占めている。いよいよ米ボーイングの新型旅客機「787」が昨年末に初飛行に成功、量産開始後、ボーイングに部品を供給する大手から発注が増えるのに備え、生産能力の拡充を急いでいるとのこと。

愛知県では、自動車の完成車や部品の大手メーカーが生産の海外シフトを進める公算もあり、自動車に次ぐ基幹産業育成が地域課題であり、県では、09年に県営名古屋空港の隣接地約2ヘクタールの土地を国から取得し、11年度中に航空宇宙産業の研究開発拠点を建設する計画であり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実験場として使われるほか、三菱航空機の「MRJ」の開発工程の実験にも利用される計画と報道されている。

中部地区が、自動車に次ぐ基幹産業に航空機産業に乗り出したことは、今後その動向が注目される。

 

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水産総合加工メーカー③/関西・東海地区の企業(17)

2010-03-09 11:16:47 | 関西の企業

会社の組織をピラミッド型ではなく、独自の「円盤組織」を採用

「良い商品が立派なセールスマン」になる。

(株)マルヒロさんの会社の組織も藤崎社長のアイディアというか、経営哲学が活かされているようです。

一般的には、日本の企業は「ピラミッド型組織」ですが、これに替わり独自の「円盤組織」を採用されており、現在ある7つの工場は、各工場長と社長の間には専務、常務、部長といった役職者を置いていない組織で経営されています。

工場長には仕入れ、販売、人事権、工場の管理、交際費まですべて工場長の裁量に委ねられており、また、工場長向けの内規やマニュアルなどまったくなく、会社の社長並の権限が委譲されているシステムは驚きでもある。それだけに、工場長には自主性、主体性、創造性が要求されることになる。工場長には年棒制が導入され、工場長の年収は一般では考えられない社長並みの高額の年俸が支給されているそうです。同社の3原則の一つである”高配分”を実践されている。

年商31.5億円(38期決算:平成21年3月末)の企業に専門の営業担当者がいないのも珍しいし、これが同社の特色でもあるようです。

「営業マンをおかずに、その分、良い商品を安く提供するほうがお客さんには喜ばれる。」と言うのが、藤崎社長の経営哲学であり、経営三原則の中にある「安上がり経営」には土下座商売、接待商売を慎むということを実践されていることだと思います。
 この営業マンの力で商品を売り込むのでなく「工場から出荷される商品自体が立派なセールスマンである。商品はものを言わないが、真に良いものならお客様に喜ばれる」というこの考え方は、会社・社員の皆さん方の一丸となった長年の努力と精進の何者でもないのではないでしょうか。とても参考になると思います。

 藤崎社長の会社経営である「創業以来変わらない経営指針」、「小粒で存在感のあるキラリと光る会社」、今この不況に喘ぐ企業経営者にとって、とても心に響くのではないでしょうか。

まだまだ、紹介したいことは、一杯あります。機会を見て、紹介させて戴きます。

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総合水産加工メーカー②/関西・東海地区の企業(16)

2010-03-08 08:08:25 | 関西の企業

創業の翌年には「経営3原則」を掲げられている。

これで経営の軸がしっかり定まり、「ぶれない経営」を維持されたのでは。

創業の翌年の「昭和47年元旦」に、次のような「経営三原則」を掲げておられるにはびっくりさせられます。

藤崎社長によると、ある人に早いうちに会社の経営方針理念を作るよう言われたのがきっかけとのことですが、やはり経営理念は非常に大事なことです。 非常にわかりやすく、38年経った今でも色あせない経営理念だと思いますので、ぜひご紹介いたします。

1 安あがりの経営に徹する。

 ・見栄をはらない(いいかっこしない)

 ・バクチ気のあるものに手をださない。

 ・土下座商売、接待商売を慎む。

 ・金利負担を常に軽減するよう心がける。(借金しない)

 ・中古物で間に合わす。

 ・平凡な人間に非凡な仕事をさせる。

2 分かりやすい経営 ・経営系体を細分化する。

 ・事業部制を原則とすることに依り、個人の個性を伸ばし目標結果がすぐにわかるようにしておく。

3 高配分 ・ガラス張りの経営で社員、役員の高収入

 ・株主への高配分を常に考慮する。

 この三原則があったからこそバブル期でも一切の損を出さずに安定した経営を持続できたそうです。この経営理念は、むしろ不況時の今でも、いろいろな企業にも当てはまる「経営3原則」ではないでしょうか。

 では、次回も引き続きご紹介致します。

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