よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

鹿児島への熱い思い/関西の企業(27)

2010-07-29 07:03:36 | 関西の企業

松下電器中央研究所等で30年間,半導体関連の研究活動に従事

そして、今なお独自研究開発に従事しながら、鹿児島の人材育成に熱意を注ぐ。

大阪府交野市に本社研究所を置き、今なお、専門分野に加え、新たに自然科学の研究分野にも幅を広げ研究に従事されている「アトムニクス研究所」の畑田賢造社長、鹿児島県の枕崎市の出身の企業家です。

畑田社長と知り合ったのは、私が鹿児島県の大阪事務所勤務の時です。13人の鹿児島出身者で「関西かごしま企業家クラブ」を作った時の1人です。

ほとんどが、製造業の第一線で活躍されている社長の中で、ただ1人、研究開発に従事されており、異色の存在でした。お聞きすると、松下電器の中央研究所で部長まで登り詰め、200数十件もの特許に従事され、恩腸発明賞やオーム技術賞の受賞、更には「TAB技術入門」や「システム実装機能の全て」など著書活動歴もあり、半導体研究分野のパイオニアと言われる方でした。

半導体分野で活躍される畑田社長は、反面、鹿児島の若者の人材教育にも関心が高く、この協会の会員企業ということで、甘えて4回も講演をお願いしております。しかも、ほとんどがボランティアでの講演。今月は25日に鹿児島市でのSPP講座にもわざわざ、自費で来鹿して頂き、高校生・大学生に、これまでの自分の経験や収集してこられた世界の産業動向など、熱い思いを込めて、幅広い分野の話をして頂きました。

特に、松下電器勤務時代に培われた世界中の研究者・技術者等とのネットワークは今でも維持されており、その人脈のすばらしさ、更には、インターネット等での情報収集に頼るのではなく、自ら世界の現地に足を運ばれ、自分で見聞きされた情報はすごいの一言です。

当協会の活動にとって、なくてはならない知恵袋として、今後とも活躍を期待しております。

           

                高校生向け講義の様子(10.7.25:鹿大にて)

かごしま企業家交流協会

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仕事で成長したい5%の日本人へ/コーヒーブレイク(13)

2010-07-28 07:02:44 | コーヒーブレイク・・・

「仕事で成長したい5%の日本人へ」の著者の話です。

今北氏は「成長するか否かは自分次第」と言っている。

先日、ビジネス誌の中の記事で、ふと目に留まったのが、この本の著者の話です。

この本で言う「5%」とは、「限られた5%の日本人だけに向けて書いたものではなく」、「自ら行動を起こしたい、充実感や生きがいを得たいという能動的な思いから、目が輝いている人」のことを指しているそうです。

著者の経験からすると、企業の経営者が集まってもそういう人の比率は5%、学生、女性であっても同じで、社会的な地位や職業、年齢や性別に全く関係ないそうです。

人の成長には、ミツション(挑戦すべき目標)、ビジョン(目標に至る具体的な道筋、パッション(目標や夢に向かって燃やす情熱)、この「MVP]が必要だそうです。このMVPは本当は誰もが持っているはずなのに、途中であきらめてしまう人が多いのだそうです。

それは、「成長願望」と「上昇志向」を混同しているからだそうです。上昇志向はランキング意識に基づくもので、他者との比較で考えがちで、いつか必ず挫折にぶつかる。これに対して成長願望は、自分自身が基軸となり、他人と比べる必要がなく、自分が納得し充実感を持てればいいのだから、何かを始める時に遅すぎると言うことはないそうです。

今北氏は、「成長するもしないも、すべて自分次第、志があれば、必ず自分なりのMVPが見つかるはずです。」と言っている。

この本は、今からでは遅すぎる、何をしたらいいのか分からないという人には、ぜひ読んでもらいたい本ではないでしょうか。

               

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情報サロン活動①/鹿児島での活動(87)

2010-07-27 07:07:14 | 鹿児島での活動

情報サロンとしての役割

かごしま企業家交流協会本部事務局の会議室

当協会の事務局は約20坪強の狭い事務所です。ただ、事務所機能と会議室機能と半分づつの役割を果たしており、会員企業や市町村の来所の際の応接室の役割はもちろん、会員の皆さんの商談、面接等の場所としても使われております。

日も、名古屋の会員企業の社長がふらっと事務所に來所されました。職員やOJTの研修生に対し、働くことでの問題対応や人材を採用する時の考え方など、1時間以上あれこれアドバイスをしていただきました。

今後は、16日設立しました「いきいき鹿児島交流居住推進協議会」の会長をお引き受けすることになり、この事務局にもなりますので、県内各地のメンバーの情報サロンとしての役割も果たしていく場所として活用いただくことにしております。

人が集まることは、その対応の時間が必要ですので、時と場合によっては大変ですが、人が集まることにより、何か情報も集まるのではないか、そして何かを得られる期待もあります。

どのような対応ができるかは、わかりませんが、少しでもいろいろな方、団体等に対し、少しでもお役に立てるよう頑張って行きたいと思います。

            

                     研修生と職員への臨時講話でした。

かごしま企業家交流協会

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SPP講座開講/鹿児島での活動(86)

2010-07-26 08:28:46 | 鹿児島での活動

鹿児島市でSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)講座を開設

7月23日(金)~25日(日)の3日間、鹿児島大学で実施しました。

当協会では、昨年度に引き続きSPP講座を「連携による持続可能なエネルギー革命への道」というテーマで、講師数14人、講義6回、実験2回、討論3回の計11回構成で、鹿児島大学理工学研究科と共催で実施しました。

この講座には、高校生・大学生・引率の先生等43名が受講、朝早くから夕方まで、睡魔の襲う中、3日間を頑張って受講しました。

今回の講師は、当協会の大阪からと県内の会員企業4社の企業トップ及び工場の工場長等を講師にし、第一線の環境エネルギー部門への取り組み事例や実際の商品等を持参して詳しく話をして頂きました。

また、実験や討論を通じて、受講生のモノづくりへの関心が高まり、今回の参加校でアルミ缶を使ったハウスを作っていこうとの話になりました。

なお、今回のSPP講座は、当協会と鹿児島大学大学院理工学研究科との共催で実施しましたが、今回は講師の先生方は、人材育成の一環と言うことで、ボランティアで奉仕して頂きました。

今回、ご協力・ご支援頂いた関係機関の皆さん方に厚く御礼申し上げます。

今回の、講座内容は下記のような内容でした。参考までに掲載致します。

講義①「持続可能な発展とエネルギー消費と将来」 

講義②「我々の環境の変化と持続可能な社会モデル」

講義③「プラスティックの循環システムと新材料の開発」

講義④「地球の循環型システムを利用する技術「ヒートポンプ」の応用

講義⑤「持続可能な社会の産業界の課題と次世代に期待すること」 

講義⑥「熱帯雨林を次世代にも!」    

実験①「持続可能なエネルギー源の探索」 

実験②「PETを材料にして加工の実験」 

討論①「持続可能な発展」の意味?どうして? 

討論②「私と環境・エネルギー・経済の関係について」

討論③「総括:持続可能な発展のために」  

その他① Farewell Party 

  

       講義の様子            実験の様子

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国内で工場閉鎖、海外で増産②/どうなる日本経済(63)

2010-07-23 06:56:31 | どうなる日本経済

日本産業の屋台骨と言われきた自動車

今後、どうなっていくのか?、日本自動車産業の「すり合わせ」は維持できるのか。

部品メーカーの国内空洞化は急激に進んでいるとのこと。

日産自体も国内生産の再編圧力にさらされているとのこと。老朽化が進む自前の国内工場や傘下の車両組み立てメーカー、日産車体の湘南工場など、国内の過剰生産能力の解消が経営課題として残されているようだ。

日本産業の「屋台骨」と言われてきた自動車が、その強さを支えてきたのは、やはり完成車だけでなく、あらゆる部品の開発・生産の中核拠点が日本国内に整備されていたことであり、いわゆる「すり合わせ」がいつでもできたこと。このことが、世界に向けて最先端の高品質の自動車生産の原点だったようです。

ところが、部品メーカーが今後、海外へのシフトを強めるようであれば、日本の自動車産業の高い技術力を、果たして維持できるのだろうか?この日本自動車産業の技術の原点とも言える国内での「すり合わせ」という方式での「メーカーと部品メーカー」の現地でのお互いの技術等の細かな調整作業が、より細かな技術連携が維持できなくなった場合は、日本自動車産業の大きな転機になるのではないだろうか。

今後、この自動車産業の動きがどうなるか、目を離せない状況であり、又注視すべき動きではないでしょうか。

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国内で工場閉鎖、海外で増産①/どうなる日本経済(62)

2010-07-22 06:17:18 | どうなる日本経済

海外への生産移管が急加速

自動車部品メーカーの生産再編は今後どうなるのか。

日産自動車が新型の「マーチ」の輸入を始めることが、自動車業界に衝撃を与えているとの記事が、日経ビジネスに掲載された。

これは何を意味するのか、「マーチ」の生産が国内から消えることを意味すると言われている。これまで日産の追浜工場(横須賀市)から、新型は日本向け全量を生産するのはタイの子会社になるということ。タイに追浜工場から全面的に生産を移管したから、自動車業界に衝撃を与えているということらしい。

国内生産をしてきた主力車の海外移管は、部品メーカーにもさらなる海外生産を迫ることになる。円高による完成車メーカーの海外シフトで、国内空洞化がいよいよ本格化することになるのだろう。

現実に、もう海外への生産シフトは急加速していることを見ると、日本経済、特に雇用への影響は計り知れないものが予想される。

例えば、

カルソニックカンセイ(熱交換器:神奈川工場を閉鎖)は、中国、ルーマニア工場を増産。ユニプレス(車体骨格:日本の生産体制を再編)は、中国に新工場、タイで生産委託。暁ブレーキ工業(ブレーキ:福岡・岡山県の3工場を閉鎖)し、中国・インドネシアへ設備移管。旭テック(鋳造部品:静岡県の1拠点を閉鎖)は、タイを増産など。

完成車メーカーが本格的に海外シフトを進めると、「我々が国内に残り続けられる訳がない。本社が日本にある必要などない。」との部品メーカーの危機感に満ちた声も聞こえてくると、記事は掲載している。

今や、日本自動車部品工業会の信元会長(曙ブレーキ工業社長)の言を借りると、「何を踏ん張って国内に残して、何を海外にシフトするのかを選別しなければいけない局面に入っている。」ということだそうだ。

このことは、将に日本製造業界の転機の時期とも言えるのではないでしょうか。これからの動向から目を離せない状況にあるのは間違いない。

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広報誌第14号/鹿児島での活動(85)

2010-07-21 07:00:08 | 鹿児島での活動

当協会発行広報誌2010年7月号を発行

3ヶ月毎に発行しており、今回が第14号です。

今回の広報誌の表紙は、大変苦労しました。口蹄疫で苦しむ農家の方々へのメッセージをテーマにしたからです。

表紙は、当協会にOJT研修に来る若年者の職場実習生に毎回プランニングしてもらいます。2ヶ月間の研修中に、表紙のコンセプトを考えてもらい、表紙のデザイン、キャッチコピーなどを作ってもらっております。

今回は、口蹄疫に苦しむ畜産農家や防疫業務に明け暮れている市町村の方々へ、何とか応援メッセージが出せないか?ということで表紙のデザインを検討してもらいました。

何回も、何回もやり直し、デザインしてもらい、仕上げていく方法は、研修生の方々には、大変な作業だと思います。やっていく過程や、情報収集、広報紙のコンセプト・デザイン案を皆の前で発表し、批評してもらうことを、繰り返すことで、だんだんと表紙らしくなっていく。この経験が大事だと思っております。2ヵ月間の研修の成果物ができる時には、それなりの満足感を感じてもらっております。

今回は、生々しい写真は使えないので、イラストで、農家の方、牛・豚さんに登場してもらいました。ちょっと幼稚ぽい感じもしますが、何とか農家の方々への応援メッセージになればとの気持ちで作成してもらいました。

いずれにしても、口蹄疫が完全に撲滅され、一日も早く、元に農家の姿に復興して戴きますよう心からお祈りしております。

                          

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市町村との交流/関西の企業(26)

2010-07-20 06:09:24 | 関西の企業

霧島市牧園町(丸尾)で、曽於市と日置市との交流会を開催

昨年に続き、今年も開催しました。

京都市にある「西建(株)」の霧島市牧園町(丸尾)にある保養所「京西かん亭」にて、西建の会長のご配慮イオ慮煮により、交流会を開催しました。

当日は、西留会長が、同保養所に帰所された機会に、同氏の古里である曽於市と奥様の出身地である日置市の職員、それに当協会3人を交えて、同社の温泉付き保養所で交流会でした。

同社は、京都市で西留会長が70年に創業され、建築部門、木工部門、設計・監理・コンサル部門など、京滋地区を中心に手堅く経営をされている企業です。特に、京都の伝統的な建物の維持管理をされており、京都の文化財指定の民家やあの嵐山で有名な渡月橋の木工部分の建築などを手がけておられます。

同社が、88年12月に霧島市の丸尾温泉地で、鹿児島空港や錦江湾、桜島の遠景がすばらしいこの地に、保養所「京西館」を建設されてから、今年で丸21が、年が経過するそうですが、霧島での温泉生活が、京都での厳しい経営を支えるエネルギー源になっているのかも知れません。

西留会長の企業体験と、何より京都仕込み料理、更には温泉を堪能しながらの霧島生活体験、この夏の暑さを吹き飛ばす何よりの効果がありました。

今後とも西留会長の益々のご健勝と発展をお祈りいたします。ありがとうございました。

   

            交流会の様子                交流会での料理メニュー

    

        朝食の様子                   朝食のメニュー

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県内交流居住団体の組織化③/鹿児島での活動(84)

2010-07-19 09:03:34 | 鹿児島での活動

鹿児島県内のNPO等のネットワーク組織を設立

いきいき鹿児島交流居住推進協議会として活動することになりました。

昨年の暮れ、鹿児島県内の交流居住促進活動をしているNPO法人等のネットワークづくりをやらないかとの話があり、今年の4月に私を含め4人で協議をし、その後9人の方々で、メールでのやりとりをしてきました。

何となく、流れの中で、組織化の世話役を任された格好になり、6月に入り、会則案や呼びかけ案などを作成し、メーリングリストで、参加を希望したメンバーの意見をも踏まえ、7月16日にその設立総会をやるとのことになりました。

月1日付けで呼びかけのための5人の発起人を決定し、参加を想定される方々に対し、メール、電話で呼びかけを行い、ばたばたと26法人・団体・個人(組織の参加決定が決まるまでの間、個人での参加者)が決まりました。

併せて、事業計画、予算など、当日の総会への議案等を作成し、会次第、役割など決定したのが14日。2週間の間に慌ただしい段取りでしたが、16日開会にこぎ着けました。

県の来賓お2人への案内、マスコミへの情報提供など、これまで県職員時代にやってきた経験を活かし、前日までにやるべき資料づくり、会場設営の準備など、すべて任された以上、責任を感じ、大変でしたが、当日は無事にシナリオどおりの設立が出来ました。

ただ、設立は簡単ですが、これからの運営が大変だと思います。初代会長として、これから皆さんの期待に応えるべき頑張っていく覚悟です。

南日本新聞に設立総会の様子が掲載されました。 http://373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=2&storyid=25244

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気になる動き⑥/どうなる日本経済の動き(61)

2010-07-15 17:31:14 | どうなる日本経済

ハイブリッド・EV車とガソリン車の競争

ハイブリッド車並の低燃費のガソリン車への動き

マツダやスズキ、富士重工業などがハイブリッド車並の低燃費で低価格のガソリンエンジン車を新興国など内外市場に投入するととの報道が先週あった。

一方、経産省は、「次世代自動車戦略2010」で、2020年にEV車やハイブリッド車など次世代自動車の比率を約5割に高めると発表している。

燃費性能が燃料1ℓ当たり30キkm超と業界最高水準の小型車をマツダが2011年にも世界で発売するなど、エコカーで出遅れた中堅メーカーが生き残りに向け、独自戦略を打ち出すという。

これが本当であれば、ホンダのハイブリッド車のインサイトの30kmを上回り、価格が100万円台前半になると、この2つの動きは注目される。

世界の自動車販売は、低燃費、低価格車に主役が移りつつあるという。日本ではハイブリッド車が人気だが、新興国ではガソリン車が大半だ。今後、新興国での需要獲得を目指す、この2つの動きは、気になる動きである。

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