鹿児島県の人口が36年ぶりに170万人を割った。
5年で4万6,751人減少
鹿児島県が28日発表した毎月推計人口調査結果に、「 やっぱりそうなったか」と、驚きと心配が的中した。昨年の国勢調査では、何とか170万人を維持し、170万6,428人だったので、ここ半年で、7,982人減少したことになる。
今朝の地元紙である南日本新聞は、次のように報道している。
「鹿児島県が28日発表した毎月推計人口調査で、4月1日現在の県推計人口が、169万8500人となったことが分かった。毎月推計人口が170万人割れしたのは、1975年7月1日(169万8230人)以来36年ぶりとなる。
4月1日現在の推計人口は前月比5590人減。4月は進学や就職などにより、最近は5000人超の単位で減る傾向にあり、今回も転入や転出による社会動態が5012人の減となっている。出生と死亡による自然動態は578人の減だった。また、県内43市町村すべてで前月比マイナスとなった。」 という内容だった。
鹿児島県の人口は、以前にもこのブログに書きましたが、1955年には204万4,112人をピークに、一時高度成長期に都市部への流失に伴い72年の170万5,008人まで減少したが、その後は増加減少に転じ、80年代には180万台まで回復したが、また、90年代以降再び減少に転じたが、戦後170万人割れしたことはなかった。
この人口減少を何とか止めないと、地域の活性化はもちろん将来の鹿児島にとって大きな障害になるが、今のところ行政による人口増加策に対する決めも見えない状況である。
報道でも指摘されていたが、人口減という難題解決は容易ではないが、行政、企業、県民が連携して、知恵と力を結集するしか方法がないと思われる。
そのためには、鹿児島の魅力づくりに努め、企業誘致やUIターン等の施策と合わせて、真剣に起業化についても考える必要がある。
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