関西で食の時代を支える鹿児島出身の異色の経営者
大阪市の総合水産物加工メーカー(株)マルヒロの藤崎竹廣社長
今まさに食の時代と言われます。この食を関西で支える大阪市の総合水産加工メーカー(株)マルヒロを創業され、現在も引っ張っておられる藤崎社長にお会いしたのは、私が鹿児島県の大阪事務所勤務の時でした。
藤崎社長をなぜ異色の経営者と言わせて戴いたかと言うと、還暦を機に奈良大学に聴講生として通われ、全く専門分野と違う先史考古学を学ばれた文化人であることから異色と表記させて戴きました。
それに、ふるさと鹿児島県の南九州市(知覧町)への人一倍の思い入れが強い方でもあります。経営理念はもちろん同社長の生き様が面白いというか、とても素晴らしい方ですので、ぜひ皆さんに紹介をさせて戴きます。
藤崎社長は、鹿児島県の枕崎水産高校を卒業後、昭和34年に神戸市中央卸市場の水産大卸(荷受会社)に入社されましたが、4年後に水産加工をやってみたいという願望の実現ために、水産加工販売会社に転職、魚の調理加工技術とお客様(消費者)ニーズを徹底して学ばれ、昭和46年に31才の若さで独立されております。
創立当時の資本金700万円。運転資金を捻出するために自家用車の売却や生命保険の解約など自分の資産をすべて現金化、35坪2階建ての倉庫を借り受け、従業員5名、パート10名で創業。
創業期は、資金繰り等に苦労されたそうですが、2期目から利益を確保され、6年目には年商18億の企業に成長され、4千万の利益をだす企業に育てられた手腕にはびっくりさせられます。
続きは、次回にご紹介します。
(株)マルヒロ本社 郷里の南九州市長と藤崎社長(右側)
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/