平成16年7月、「関西かごしま企業家クラブ」が設立されました。
その後、関西地域に合わせて「6団体の鹿児島出身者の経営者等によるかごしま企業家クラブ」が設立され、活動を始めました。
私は平成16年4月、鹿児島県の大阪事務所勤務を命ぜられました。企業誘致担当として大阪市の大阪駅のすぐ近くにある大阪駅前第一ビル9階の事務所で勤務を始めました。 関西地区だけでも2府4県が対象であり、九州地区を管轄対象にしているような広さです。(翌年には名古屋事務所が廃止になり、東海地区も管轄になりました。)交通の便がいいので、そんなに広さは感じませんが、大変な広さの管轄区域でした。
大阪事務所の入居ビル(大阪駅前第一ビル9階)
先輩達が積み上げてきた訪問先リストを頼りに、毎日が挨拶回りです。挨拶回りだけでも、又訪問先トップのアポをとるのさえ大変でした。更に鹿児島県の工業団地の売り込みともなると、その難しさを痛感させられました。
そこで、いろいろ考えました。結論を言えば、3ヶ月の訪問活動の中で、快く面談に応じ、色々な話しをして戴いた鹿児島出身の社長さん方を組織化できないか、そして鹿児島のために何かと協力を戴けないか、そのためにどうするかということでした。
既に鹿児島に工場進出されている方、鹿児島への強い思いをお持ちの方、個性ある企業経営をされている方々13名の経営者で、「情報交換・ビジネス交流等」を目的にした企業経営者による県人組織「関西かごしま企業家クラブ」を平成16年7月、大阪市に立ち上げました。
2ヶ月に1回、大阪事務所で夕方5時以降に「定例会」、更にはお互いの「工場見学会」、鹿児島への「産業視察」など、様々な活動を始め、鹿児島の強力なサポーターとしての役割も果たして戴くようになりました。
東部地区設立総会・懇親会 活動状況(講演会開催)
関西地域には、鹿児島出身者の経営者が製造業を主に約200名以上の方々が、大阪東部地域等を中心に日本のモノづくりを支えておられます。この鹿児島出身の経営者のネットワークを広げるために、その後、大阪東部、北部、阪神地区、京滋地区など7団体のかごしま企業家クラブが結成され、平成18年11月には、「関西かごしま企業家クラブ連合会」へと発展していきました。
新聞掲載情報(南日本新聞)
今、振り返りますと、この「関西かごしま企業家クラブ」が結成されなければ、いや、この異業種の「個性あるメンバー13名の経営者」の方々がいなければ、今の「かごしま企業家交流協会」の存在はなかったと思います。
これからも「関西かごしま企業家クラブ」結成当時の「設立目的」を忘れることなく、また、この13名の経営者の方々の「鹿児島への熱い思い」に支えられながら、少しでも鹿児島の発展につなげていけるよう、頑張っていきたいと思っております。
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/