九州の重要港湾である志布志港のコンテナ船専用埠頭が供用開始しました。
5万トン級の貨物船の接岸が可能になりました。
1996年に志布志港は中枢国際港湾の博多、北九州の両港など「北部九州」を補完する「中核国際港湾」として指定されている。
これまで国と鹿児島県によって多目的国際ターミナルとして整備が進められてきた新若浜地区のうち、コンテナ船専用埠頭が本格運用を始めた。
テープカット ガントリークレーン
これによって、5万トン級の大型貨物船の接岸が可能になり、コンテナの取り扱い能力は現在の年間6万5千TEU(20フィートートコンテナ換算個数)の約2倍の12万TEUに増えることになる。
また、鹿児島県は約13億円かけ、大型コンテナクレーン2基を設置し、荷さばきのスピードアップを図るとともに、敷地内に約11haの荷役・倉庫会社向け分譲地も造成している。
いよいよこれから東南アジアに近い地理的優位性を活かし、南九州の畜産産業用の飼料輸入港としての役割と併せて、鹿児島県が一体となって整備された志布志港の機能を活かするべく食の輸出等に本格的に売って出るべき体制と営業活動が問われことになると思う。
今後の産学官一体となった関係者の積極的な戦略に期待がされる。
かごしま企業家交流協会
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