薩摩川内市の立地企業
閉鎖で跡地を市が買い取り
富士通グループ会社の「富士通インテグレーテッドマイクロテクノロジ九州工場」(薩摩川内市入来町)の工場閉鎖が,来年3月閉鎖の予定が,今月21日前倒しで閉鎖された。
富士通は、九州工場(鹿児島県薩摩川内市)を閉鎖するほか、岩手工場を自動車部品大手のデンソーに譲渡し、同12月に会津など後工程3工場を半導体製造会社のジェイデバイス(大分県臼杵市)に売却している。
薩摩川内市の跡地は、今年11月中に同社が更地にし、来年3月をメドに薩摩川内市が約2億5千万円で買い取ることにしている。
従業員約700人の打ち、配置転換者は約160人、約530人が退職しているが、再就職できたのは、約120人といわれており、厳しい情勢が伺える。
鹿児島県では、霧島市の京セラ、ソニー、関連で約7000人が働いている。企業の海外シフトが続く厳しい環境の下、企業の浮沈が地域の大きな打撃を与える状況を考えると、地域と誘致企業の一体感がいかに大事かがわかる。
地方の誘致企業を守る施策は、地域を守る施策でもあることが、今ほど身に染みて理解できる出来事である。
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